日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)がアジアカップ初戦に向けて意気込みを語った。

12日に開幕したアジアカップ2023。日本の初戦は14日に行われ、ベトナム代表と対戦する。

12日も調整した日本。トレーニング後に取材に応じた浅野は「良い準備ができている」とコメント。初戦の相手であるベトナムについて語った。

「自分たちがやるべきことをしっかりピッチで表現できれば間違いなく勝利できる相手」とコメント。ただ、格下だと軽視してはいけないとし、「そういう気持ちで少しでも油断して戦うと、クオリティもあると思いますし、最終予選でも苦戦していたので、まずは自分たちがやるべきことを全力でピッチで表現する準備をしないと勝つことはできないと思います。まずはそこに集中したいです」と意気込んだ。

日本代表は2023年6月から9連勝中。元日のタイ代表戦でもしっかりとゴールを重ねて勝利した。ゴールパターンも再現性を持ってプレーできている状況。浅野は「試合毎に選手の意識だったり、チームとしてのイメージの共有は間違いなく強くなってきていると思います」と語り、「そこは今の代表がやろうとしていることがピッチで表現できているのかなと思います」と、チームとしてもいくつかのパターンをベースにプレーしていると語った。

しかし、それに捉われすぎることも良くないと浅野は考えているという。「個人的にはそこに縛られることなく、意識したりオプションとしてあることは大事ですけど、そこだけにならずに自分たちの良さ、個々の良さもあるので、優先順位的にはまずはゴールを奪うことと失点しないことを忘れずにプレーしたいなと思います」と、まずはゴールを奪う、ゴールを守るということが大事になるとした。

アジアカップでは得点力に苦しむ傾向が強い日本。浅野は「攻撃の選手としては毎試合毎試合、ゴールでチームの勝利に貢献するということは常に意識しています」と語り、「1人の選手が点を取るというよりもみんなが取れたチームの方が間違いなく強いと思うので、FWに限らず、どこでプレーしていても特に攻撃の選手は常にゴールを意識したプレーとクオリティは求められると思います。オプションが多いチームほど間違いなく強いと思うので、その1人になれるようにゴールでチームの勝利に貢献したいと思います」と、攻撃陣の1人としてゴールを重ねていきたいと語った。

日本は優勝候補の筆頭。チームとしても目標にしているが、その分周りのチームからの警戒心も高まり、プレッシャーも強くなる。

その中で初戦は元日本代表監督のフィリップ・トルシエ監督が率いるベトナム。浅野は初戦の難しさを語るとともに、簡単な試合はなく、1つ1つ結果を残していくだけだと意気込んだ。

「初戦の難しさは僕はアジアカップを戦ったことがないので語ることはできないですが、間違いなく簡単な試合は1つもないです」

「結果的に大差で勝ったとしても簡単な試合ではなく、やるべきことを100%やった結果。どういう戦いになっても1-0でも2-1でも失点したとしてもまずは勝つことに貪欲さがないと難しいかなと思います」

「前回の大会も1点差や2点差で難しい戦いをして、それでも勝ち上がってきた。それが強いチームだと思います。まずは初戦は自分たちのやることだけに集中して、優勝することは1つの目標ですけど、目の前の試合に集中して全力でプレーしたいです」