【家電コンサルのお得な話・162】都内に在住する18歳以下の子供に対して1人当たり月額5000円(年間最大6万円)を支給する東京都の子供・子育て支援「018サポート」の申請受付が始まったのは2023年9月1日。同日までに申請した人は、令和6年(2024年)1月に支給される予定だ。現状、申請の最終締切は24年3月15日まで。申請しないと支給されないので、対象者は忘れずに申請しよう。

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●最終の申請締切は「3月15日」、それ以降は「改めてお知らせ」



 東京都の「018サポート」の申請率は、2023年12月15日時点で84%となっているという。残りのまだ16%の対象者が申請していないこととなる。

 次回の申請の締切は、令和6年(24年)2月15日(木)までとなっている。本コラムを読まれて、すぐに申請した人は3月に支給されることになる。

 現在決まっている最終の締切は、同年3月15日(金)までであり、こちらは4月の支給になる(図1参照)。なお、3月16日以降については「改めてお知らせする」とのことである。

 いずれも、令和5年度(23年度)1年間分(都内に在住している月数に応じて)の支給となり、各月1日時点の在住状況を確認した上での支給となる。

 後述するように、専用サイトからの申請手続きは「わかりにくい」との意見も多いため、余裕をもってできるだけ早めに申請しよう。

 すでに東京都は支給対象者に向けて、チラシとオンライン申請用ガイドを住民票上の住所に、個別に郵送している。

 ただ、年度途中に出生、転入、転出された人には、この案内が届かない場合があるので注意していただきたい。届いていない場合も申請は可能なため、該当する人は東京都に確認するといいだろう。

 申請には、「申請者の本人確認書類」などの書類が必要となる(図2参照)。都が10月から申請サイト上で行ったアンケートによると、申請にかかった時間は15~30分が30%、30分~1時間が27%、15分以内が24%となっている(23年11月14日時点)。

 また、申請について「わかりにくかった」「とてもわかりにくかった」が合わせて40.1%となっていたため、申請サイトを使いやすくするなど順次、改善が施されている。


●ノジマは申請を手伝うサービスを展開



 また家電量販店のノジマでは、スマホ登録での「申請をお手伝いするサービス」を行っており、さらに、ノジマのアンケートへ協力するとBOXティッシュのプレゼントを受け取ることができる。

 ノジマのサービスについて、対象の店舗や必要書類などの詳細は同社のサイトに掲載されているので、家電製品などの購入予定のある人などは利用してみるといいだろう。

 018サポートは、申請を忘れると支給されないため、まずは、東京都のサイトで詳細を確認し、不明点などは「東京都018サポート給付金コールセンター」へ確認していただければと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)

東京都018サポート給付金コールセンター」のナビダイヤル番号は、0570-082-018。受付時間:午前9時~午後6時(土・日・祝含む。12/29~1/3除く)

■Profile

堀田泰希

1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。