日本代表は、14日に行われるアジアカップ初戦でベトナムと対戦する。フィリップ・トルシエ監督が率いるベトナムで要注意になるのは、今大会で10番を背負うFWファム・トゥアン・ハイになりそうだ。
地元紙『Báo Thanh Niên』は、「すべての希望はトゥアン・ハイの肩にかかっている」と伝えている。
「トゥアン・ハイはトルシエ監督率いるベトナムのベストストライカーだ。
6試合で2ゴールを記録。シリア戦での予想外のロングシュート、パレスチナ戦では味方の明確なパスを受けての至近距離から沈めた。両ゴールともにこのストライカーの持ち味である決定力、シュートの大胆さ、フィジカル、敏捷性を示すものだ。
ハノイFCでは、AFCチャンピオンズリーグの舞台で浦和レッズや浦項スティーラースといった大陸のビッグプレーヤー相手に4ゴール1アシストを記録しており、チームのベストプレーヤーになっている。日本や韓国のトップディフェンダー相手に、自信を持ってアグレッシブかつ効果的にプレーした。
彼はキャリアの円熟期を迎えている。ランニングステップとボールスキル、フィニッシュを兼備。国内リーグでは50メートル以上のロングシュートを決めるなど果敢な決断力と(172cmながら)正確な空中戦も持ち味としている。
アジアカップではトルシエ監督がトゥアン・ハイを3-4-3のどのポジションに配置し、誰が彼をサポートするかが重要だ」
トゥアン・ハイはハノイFCに所属する25歳のアタッカー。
昨年12月に行われたACLの浦和戦ではGK西川周作相手に決勝ゴールとなるPKを決め、2-1の金星に貢献している(動画5分25秒から)。
冷静に西川の逆をついてゴールを奪った。
また、昨年11月のビンズオン戦では自陣内から驚きの超ロングシュートを叩き込んでいる。
ゴールを大きく飛び出した相手GKのポジションを見逃さず!
トルシエ監督はベトナム代表で3-4-3システムを使っているが、トゥアン・ハイは左右のウィングとしてプレーしてきた。日本戦では10番をつけた彼に注目だ。
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