ポーランドの動物保護施設では寒波が到来する直前に、「このままでは施設の犬たちが凍えてしまいます。犬を引き取りたい人がいるならすぐに来てもらえませんか?あるいは一時的に暖かい家を提供してくれませんか?」と呼び掛けた。
するとこの呼びかけに対し多くの人々が殺到。保護施設には長蛇の列ができ、犬を家族に迎え入れたり、一時的な預かりボランティアとして多くの人が犬を受け入れてくれたという。
ポーランド、クラクフ市では1月最初の週、寒波が到来し気温がマイナス20度を下回ることが予想されていた。
この市にあるKTOZシュロニスコ動物保護センターでは、一部の保護犬が屋外の犬小屋に住んでいるため、寒さで凍えてしまう恐れがあることから、
もし犬を飼おうと思っている人がいるのなら、すぐに来てくれると助かります。また、寒波が去るまで一時的に犬に暖かい家を提供しても良いという方がいれば、お願いします!
とFacebookを通じてメッセージを出した。するとこの投稿は大きく拡散した。
犬を受け入れるために大勢の人が殺到し長蛇の列
すると、寒さに凍える犬を救おうと、保護センターには大勢の人が集まり、長蛇の列ができた。それを見たセンターのスタッフらは驚きと感動で胸がいっぱいになったという。
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その行列は呼びかけを行った土曜日の朝から翌日の日曜日まで続いたという。
100匹以上の犬が受け入れられる
多くの人々が犬を受け入れるために行列を作る姿はとても美しい光景でした」と施設スタッフは語った。
日曜日の時点で、既に100匹以上の犬が一時的または恒久的な家を見つけたという。
パニ・オラさんは、上司のストーリーで凍えている施設の犬のことを知った。母親と長い間、犬を飼おうと話していたのだが、この投稿ですぐに犬を飼う決心がついたという。
彼女は施設から永遠の家族として、1匹の犬を迎え入れヒューゴと名付けたそうだ。
「この凍てつく寒さが私に行動を起こさせ、仕事中に『今でなければいつするのか』と思ったのです」と彼女は述べている。
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これにより、野外の犬小屋にいた保護犬を室内に移動することができた。
センターは、飼い主になってくれた人、一時的に預かってくれたすべての人々に対し「やさしさと大きな心に深く感謝します」と述べた。
保護センターのFacebookには、犬を引き取っていったたくさんの人々の写真が犬とともに掲載されている。
地域の人々により寒さで凍える犬はいなくなった。まだまだ人間捨てたもんじゃないな。
References:When Dog Shelter Makes Appeal for Homes as Temps Plummet Below Zero People Arrive in Droves / written by parumo
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