チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督がフランス代表FWクリストファー・エンクンクのケガに言及した。クラブ公式サイトが伝えた。
昨夏RBライプツィヒから加入したものの、プレシーズン中にヒザを負傷し、長期離脱となっていたエンクンク。昨年12月のEFLカップ・ニューカッスル戦でようやくチェルシーデビューを飾り、続くプレミアリーグのウォルバーハンプトン戦ではさっそくゴールを決める活躍も見せたが、今度は股関節の問題により直近3試合を欠場している。
13日の第21節フルアム戦を前にしたポチェッティーノ監督は、エンクンクのケガの状態についてコメント。復帰時期がまだはっきりしていないことを明かした。
「今後数日で、エンクンクの状況がわかるだろう」
「彼が短期間で再びプレー可能となるのかどうか詳しい情報がまだ入っていないため、私は少し心配している」
昨シーズン、ブンデスリーガで得点王に輝いたエンクンクの再離脱はチェルシーにとって大きな痛手。ポチェッティーノ監督はセネガル代表代表FWニコラス・ジャクソンやアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤに及ぶ皺寄せも憂慮している。
「エンクンクは昨シーズン、別のリーグで活躍し、コンスタントにゴールを決めていた。シーズン開幕前はそのような状況にあった」
「エンクンクがコンスタントにゴールを決めることを(プレシーズンに)確認していたからだ。このような選手がいなくなると、助っ人としてクラブにやってきたものの、成長するのに時間が必要な選手に得点を望むようになる」
「そのため、ジャクソンがゴールを決めること、1つ1つのタッチを成功させること、良いパフォーマンスをすることが必要不可欠となった。1年かけて(ケガから)復帰したブロヤは3試合連続でプレーするのが難しい」
「この状況が我々の仕事をより難しくしている。このプロジェクトはエキサイティングだが、これまで以上のペースで進めることが難しくなった」
その一方、若い選手たちが大きなプレッシャーの中でプレーすることを成長のチャンスとも捉え、選手の育成とチームの勝利を両立させることへのやりがいも口にした。
「このような状況は、選手たちがより成熟し、向上するのに役立つ。我々には時間が必要だし、この状況について何度も話し合っている。選手たちは気持ちや感情、ピッチ上で起こるさまざまな状況を共有する必要がある」
「ユニークなプロセスだから我々はわくわくしている。チェルシーのようなクラブで活躍してもらうために、良い指導をしなければならない若い選手がたくさんいる。他のクラブならもっと簡単かもしれないが、チェルシーでは勝利へのプレッシャーがある」
「とてもエキサイティングなことだし、このような可能性があることを嬉しく思う。だけどそれと同時に勝ちたいし、良いパフォーマンスも見せたい。だからこそ、時に感情的になったり、失望やフラストレーションを感じることもある。でも彼らには時間を与えなければならないし、必ず良いパフォーマンスが発揮できるはずだ」
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