1月2日羽田空港で起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故。海保機は機長以外の5人が亡くなったが、JAL機は全乗客が無事に脱出できた。

ただ、JALは預かっていた乗客のペットを救出できなかったことを謝罪。ペットたちを貨物扱いするのではなく、同伴して搭乗できるように求める声が挙がっているとか。

そうしたなか、海外でのプレー経験がある愛犬家の昌子源柴崎岳LIXILのYouTubeでこんな話をしていた。

(動画が公開されたのは昨年末。昌子は映像撮影後に鹿島アントラーズから町田ゼルビアに移籍)

昌子:海外は犬に…もちろん、日本もだけど、やさしいだけじゃなくて。日本人てさ、ルールブックがあったら、それに絶対則るやん?

柴崎:あぁ、そうねぇ。

昌子:(海外に連れて行く時の煩雑な書類手続きを)全部やってくれる人を岳ちゃんに紹介してもらって。その人と一緒にやって、やっと連れて行けるとなった時にルフトハンザ航空のビジネスクラスに乗れば、犬を荷物扱いじゃなくて、ちゃんと機内に持っていけると。その代わり、カバンからは出さない。カバンのサイズも決められていて。そこに入れて、フランスに二匹持っていったんよ。その時にフルトハンザの人が『めっちゃかわいいワンちゃんだね。もういいよ、出しちゃえよ』って。ルール違反やねんけど、『もういいよ、出して』って。普通に抱っこしながら、飛行機のなかで。もし、他のお客さんに何か言われたら、その時はあれだけど(戻してもらうけど)って。でも、結局何も言われず、シートベルトの着用サインが出るまでは、ずっと出していて。トランジットで立ち寄ったフランクフルトの空港でも、向こうの人が『もういいよ、出して』って。俺もおむつをさせて。おしっこするけど、おむつやから。『もういいよ、リードをつけてその辺を歩かせても』って。空港のなかで犬歩かしてたもん、俺。そこはやっぱりありがたかったかなぁ。

柴崎:(海外では)出していいところ多いよね。荷物検査のところに持っていって預けるんだけど、『私にも触らして~』みたいに3~4人集まってきて。『かわいいー』みたいな。

昌子:そう、なんかやさしい。ルールブックでは絶対アウトやん。日本だったら(ルールが)絶対やん。(海外はより)フランクというか。

柴崎:ああいうのを見るといいなってなる。やさしいなぁみたいな。今はペット可の飲食店とかも増えてきたけどね、日本でも。

昌子:海外はやっぱりいいなぁって。

同じく愛犬家の土居聖真は2人の話を聞いて「(海外は)近いよね、人と犬が。一緒のラインで生活していいよってことだもんね。もうちょっと欲しいよね、犬を飼っている人からすればさ、日本は」と発言。

昌子も「そうね、犬にやさしいペット可が増えたり。ホテルとかかたくなにダメなところダメだし。ペット可の賃貸(住宅)も増えて欲しい」と同意。柴崎も「あー、分かる。俺も探したもん、鹿島に戻ってきた時。(ペット可の)賃貸はほぼない」と話していた。

2人によれば、海外ではスーパーもペットが入れたそうで、公園などではリードなしのケースも多かったとか。ただ、動物が苦手な人もいるので、そういった事も含めて考える必要がありそうだ。

なお、JALでは犬、猫、うさぎなどの小動物の機内持ち込みは不可。日本ではスターフライヤーがペット同伴の搭乗サービスを行っているが、「機内や空港内では原則ケージからでることはできません」とされている。

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ちなみに、柴崎は奥さんである真野恵里菜さんとともに愛犬2匹を溺愛。

当初は真野さんの連れ犬1匹だけだったというが、柴崎がスペインプレーしている際にもう1匹を飼うことにしたとか。

柴崎は「(愛犬たちが)いてくれてよかったなと思う。海外で奥さんと2人で、俺が(自宅に)いない時も割と多いわけじゃん。奥さんがひとりになることを考えたら、犬と一緒にいたほうが奥さんにとってはよかったんじゃないかなって。もちろん俺も癒しになっていたし」とも話していた。

日本より海外のほうがペットにやさしい!?愛犬家の昌子源と柴崎岳、航空会社のルール違反秘話を語る「もういいよ、出しちゃえよって」