令和6年能登半島地震の発生により、めでたい『お正月ムード』が一瞬にして、ピリッと緊張感のある空気に変わった、2024年1月。

甚大な被害を受けた石川県では、建物や道路が損壊し、厳しい環境の中で多くの人が生活を送っています。

そんな被災地で、人命救助や道路の復旧作業、支援活動などに力を尽くしている存在といえば、自衛隊

避難所では、炊き出しや給水、入浴支援などを行い、被災者が少しでも安心して生活を送れるようサポートしています。

自衛隊への感謝の手紙に「目から汗が…」

気分が沈む避難生活の中で、自衛隊による支援に助けられた人は、きっと少なくないはず。

防衛省のX(Twitter)アカウントでは、隊員のもとに届いた1枚の手紙が紹介されました。

じえいたいさんへ、

わたしたちのためにいっしょうけんめいはたらいてくれてありがとうございます。

わたしは、そんなじえいたいさんたちがすごくかっこいいとおもいます。

ほんとうに、ほんとうに、ありがたいです。

わたしのしょうらいのゆめは、がっこうのせんせいだときめていました。

でもじえいたいさんになろうかとおもいます。

じえいたいさんがんばってください。

じえいたいさんがしんせつでうれしかったです。

おふろもひさしぶりにはいれました。

@ModJapan_saigai ーより引用

投稿されたのは、避難所で支援活動を行う自衛隊への、感謝の手紙。

おそらく避難所で自衛隊の活動を、間近で見た幼い子供が書いたものでしょう。

手紙には何度も感謝の言葉がつづられているほか、「自衛隊さんたちがすごくかっこいいと思います」と、活動中の姿に感激したことが書かれています。

自衛隊さんが親切で嬉しかった」という締めくくりからは、現地で交わされた温かいコミュニケーションの様子が、目に浮かぶようです。

手紙の内容は反響を呼び、「素敵な手紙」「涙が出た」などのコメントが寄せられました。

・こんな素敵な手紙を読んだら、涙が出ちゃいますよ…。

・一生懸命に書いたことが伝わります。心が温かくなった。

・子供たちだって避難生活は大変だろうに、感謝を伝えられるなんて素晴らしい。あれ、目から汗が…。

・「お風呂も久しぶりに入れた」という文字を見て泣いてしまった。自衛隊のみなさま、私からもありがとう。

大変な状況の中、被災地で尽力する隊員たちにとっても、この手紙は大きな励みになったはず。

優しさが詰まった1通に、多くの人が癒されたことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
@ModJapan_saigai
※写真はイメージ