『バービー』(23)で第81回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカルコメディ部門)にノミネートされていたマーゴット・ロビーが、レッドカーペットにてDC作品の人気キャラクター、ハーレイ・クインについての想いを語った。

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ハーレイ・クインは、『スーサイド・スクワッド』(16)、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(20)、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)でロビーが演じて来たハマり役。本名はハーリーン・クインゼル。ゴッサム・シティにある精神病院の優秀なインターンだったが、医者と患者として接触した犯罪界の道化王子ジョーカーに感化され、彼の精神病院からの逃亡をサポート。以後、ジョーカーのクレイジーな恋人(のちに破局)であり、共犯者となったヴィランだ。服役中の悪党たちによって結成された特殊部隊スーサイド・スクワッドのメンバーでもある。

ホアキン・フェニックスが第92回アカデミー賞主演男優賞に輝いたトッド・フィリップス監督作『ジョーカー』(19)の待望の続編として注目を集めている、2024年10月4日全米公開予定の『ジョーカー:フォリアドゥ(原題)』にも、ハーレイ・クインはジョーカーの恋人として登場。だが、同作ではハーレイ役にレディー・ガガがキャスティングされているのだ。

バットマンスーパーマンといった男性キャラクターを名優たちが演じてきた歴史にも触れ、ロビーは「私はハーレイがほかの女優に引き継がれて演じられるようなキャラクターであってほしいと思っていました」と常々発言してきた。ガガがハーレイ役を演じることについて記者に聞かれた彼女は、「彼女(ガガ)とハーレイについて話したことはないけど、彼女が演じるハーレイは、私のハーレイとはまったく別の素晴らしいキャラクターになるはず。完成した映画を観るのが楽しみ」とエールを送った。

この先、ハーレイ役はガガが受け継いでいくことになるのか?ロビーは「ハーレイというキャラクターは可能性に満ちています。選択肢は無限にある。DCは彼女をどうしたいの?という感じ」と別の最新インタビューで答えており、再演への意欲を示している。

一方、今後のDC作品を主導する立場になったジェームズ・ガンは、SNSでファンの質問に、「マーゴットとは長い間ハーレイについて話していない。でも、ハーレイとしてなのか、あるいはほかのキャラクターとしてなのか、彼女とまた仕事をしたいです。現時点ではマーゴット以外の誰かがハーレイを演じる予定はありません(トッドの映画やアニメ以外で)」と返信。マーゴット・ロビーのハーレイ・クイン役はうれしいが、別のキャラクターも見てみたい。新たなDCユニバースでのマーゴット・ロビーの出演に期待しよう。

文/サードアイ

第81回ゴールデン・グローブ賞にバービーをイメージした衣装で現れたマーゴット・ロビー/[c]EVERETT/AFLO