Kis-My-Ft2宮田俊哉が、5月24日(金)発売の『境界のメロディ』(メディアワークス文庫)で、作家デビューすることがわかった。本作は「音楽」をテーマに、2人の少年の青春と命の輝きを描いた宮田初のライトノベル作品。イラストは、宮田自身の希望で『初音ミク マジカルミライ 2023』メインビジュアルなどを手掛けるイラストレーターのLAMが担当する。

【写真】宮田が熱望したイラストレーターLAMによる「境界のメロディ」イラスト ※デザインは制作中のもの

■音楽をテーマにした2人の少年の青春ストーリー

アイドル界屈指のアニメ好きとして知られ、常々「ライトノベルを書きたい」「アニメを作りたい」と発言してきた宮田。「待っているだけではダメだ」と自分でも実現に向け動き出したところ、声がかかり、念願の作家デビューへとこぎつけた。

完成までに約2年。初の小説執筆に「いろいろ勉強したのですが、本当に分からなくて」と明かした。苦しい時期も経ながら「自分が面白いと思うことを文字にするんだ!」という思いで制作、「アニメを見る時間と睡眠時間を削り、自分の魂をめちゃくちゃ注ぎ込みました」と、入魂の一作が完成した。

物語は音楽をテーマにした2人の少年の青春ストーリー。メジャーデビューを目前に相方のカイを事故で亡くし、音楽から距離を取り、無気力に生きていたキョウスケ。しかし事故から2年後、キョウスケの前にカイが突然現れる。「生きていても、何もやらずに止まったままだったら、死んでるのと一緒じゃん」というカイの生前と変わらない歯に衣着せぬ物言い。そして思わずつられて笑顔になってしまう強引さ。キョウスケはカイに説得され再び音楽の世界と向き合い、共に音を重ねる喜びを感じる。ただ、カイとの幸せな時間は永遠ではなく、限られた時の中で奏でられる2人の痛切な音楽と青春の日々が描かれる。

本作のドラマCD付特装版も同じく5月24日(金)に発売が決定。ドラマCDには、小説の印象的な2つのシーンや宮田とキャストによる座談会も収められている。また、宮田自身による「お渡し会」も福岡、愛知、大阪、東京で開催予定。

宮田俊哉コメント全文

5月24日、ついに僕の夢を実現した『境界のメロディ』というライトノベルを発売することになりました。

これまで、「ライトノベルを書きたい」そして、「アニメを作りたい」という夢をいろいろなところで言わせていただきました。でも、夢をかなえるということは簡単なことじゃないし、待っているだけじゃだめだと思い、自分でも動き始めたときに「ライトノベル、本を書いてみませんか?」というお話をいただきました。そうして今回、その中の1つが実現します。

本を書くということを今までしたことがなかったので、いろいろ勉強したのですが、本当に分からなくて。

苦しい時期ももちろんあったんですけど、「自分が面白いと思うことを文字にするんだ!」と、自分が面白いと思うものを熱量だけで、書き上げた作品かなと思います。

完成するまでの約2年間、アニメを見る時間と睡眠時間を削って、自分の魂をめちゃくちゃ注ぎ込みました。

また今回、ドラマCD特装版も発売されます。キョウスケとカイの声がしたときにすごくうれしいなという気持ちになったので、みなさん楽しみにしていてください。また話せるタイミングがあったらたくさん話したいなと思います。

ぜひ、『境界のメロディ』、予約してください!

念願の作家デビューを果たした宮田俊哉