14日、アフリカ・ネーションズカップのグループB第1節が行われ、エジプト代表とモザンビーク代表が対戦した。

 アフリカ・ネーションズカップで最多7度の優勝を誇るエジプト代表は、グループステージ初戦でFIFAランキング111位のモザンビーク代表と対戦。

 エジプト代表はリヴァプール所属のFWモハメド・サラーアーセナル所属MFモハメド・エルネニーら主力が先発に名を連ねた。

 エジプト代表は、試合開始からわずか2分で、ムスタファ・モハメド(ナントフランス)が幸先よくゴールを決め、先制に成功する。しかし、後半にモザンビーク代表の反撃を受け、55分にウィティ(CDナシオナル/ポルトガル)、58分にはクレシオ・バウケ(ガバラ/アゼルバイジャン)と立て続けに失点を喫し、モザンビーク代表に1-2と逆転を許してしまう。

 これまでアフリカ・ネーションズカップに4度出場し、過去12試合で未勝利だったモザンビーク代表。エジプト代表相手に90分を終えてもリードを保ち、歴史に残る大会初勝利かと思われた。

 しかし、後半アディショナルタイム7分、“エース”サラーが土壇場でPKを決め、エジプト代表が辛うじて同点に追いつく展開となった。

 試合はこのまま2-2で終了。何とか敗戦を免れたエジプト代表だが、2010年以来の優勝を狙う中で、大きな不安が残る初戦となった。一方、大会初勝利を逃したものの、モザンビーク代表にとっては、大きな手応えを掴んだ一戦となったはずだ。

 

エジプト代表FWモハメド・サラー[写真]=Getty Images