お正月をはじめ、日本の食卓には欠かせない食材の1つであるお餅。

焼いて食べることが多いお餅ですが、焼き網を使って直火で焼くイメージがあり、火が出ないIHクッキングヒーターでは「焼く」という方法を諦めてしまっているご家庭も多いかもしれません。

ですが実際には、IHクッキングヒーターでもお餅を焼くことができます。

IHクッキングヒーターでもお餅は焼ける!

IHクッキングヒーターでお餅を焼く方法を紹介しているのは、サトウ食品の公式サイト。「サトウの切り餅」などの商品が有名なサトウ食品だからこそ、さまざまな調理器具での最適なお餅の焼き方も教えてくれるというわけです。

IHクッキングヒーターを使ってお餅を調理するにあたって、使えない器具や設備があることに注意しましょう。例えば、IHでは焼き網が使用できません。

ガスコンロであれば焼き網を使ってお餅を直火焼きすることもできますが、IHの場合には同じ焼き方はできないのです。

またガスコンロの魚焼きグリルではお餅を焼くこともできますが、IHクッキングヒーターのグリルではお餅を焼くのは避けましょう。

お餅は加熱するとふくらむため、グリル上下のヒーターにお餅が付着してしまい、発煙・発火の原因となる恐れがあるのです。

IHでお餅を焼く場合には、フライパンを使用するのがおすすめです。

フライパン

ふたをして中火で両面を約5分ずつ、焼き色がついて餅全体が膨らむまで加熱してください。

※使用可能な調理器具、火加減、加熱時間は機種により異なる場合がありますので、詳しくは各メーカーにお問い合わせください。

サトウ食品ーより引用

なお、IHではなくラジエントヒーターを使う時には、焼き網を使うことができます。

ラジエントヒーターでお餅を焼く際には、脚付きの網にお餅を乗せて、焼き色が付いてふくらむまでお餅を何度か裏返しながら焼きます。

網からお餅が落ちてトッププレートに付着すると焼き付いて焦げてしまう可能性があるので、その点を注意して調理するようにしましょう。

正しく使えばおいしいお餅が焼ける

IHクッキングヒーターはガスコンロと比べると掃除のしやすさや安全性などのメリットがある一方、火力が低い、使える調理器具が限られているなどのデメリットもあります。

ですが直火で焼くのが基本と思われがちなお餅でも、正しく使いこなせば問題なく焼くことができます。

自宅のキッチンではIHを使っているからと諦めず、本記事で紹介した方法を使ってぜひおいしいお餅を味わってください。


[文・構成/grape編集部]

出典
サトウ食品
※写真はイメージ