メイン画像

今週は月が2つの惑星、土星と木星に接近します。今日15日(月)は「土星」、明後日17日(水)から20日(土)にかけては「木星」に接近します。

今日15日の夜は土星に接近

画像A

今日15日(月)の夕方から、南西の低い空では月齢4の細い月と土星が接近して見えます。

日の入り(東京の日の入りは16:50)から1時間ほどたつと空も暗くなってきますので、南西の空を眺めてください。月の右下に土星を見ることができます。肉眼で楽しめますが、土星は観察シーズンの終盤で日の入りから3時間ほどで沈んでしまいます。天体望遠鏡で月のクレーターや土星の環を観察するなら早めの時間がよさそうです。

気になる天気ですが、沖縄や九州、四国、本州と北海道太平洋側は晴れて見える所が多いでしょう。空気も乾燥しているため、夜空も澄んで見えそうです。ただ、夜は気温が低く、風も強く吹くところも多く、外で見る際は万全の防寒対策は必須です。中国地方から北陸、東北~北海道日本海側は雲に覆われ、雪の降る所もあるため、あいにくの空模様となるでしょう。

17日~20日は月と木星のコラボ

画像B

17日(水)から20日(土)にかけては、上弦の半月になった月が木星に接近するようになります。

木星は観察シーズンの後半となります、マイナス2.5等級と明るく、宵空の高いところで目立って輝いてみることができます。肉眼や双眼鏡で接近の様子を眺めることができそうです。また、天体望遠鏡で月のクレーターや木星の縞模様、ガリレオ衛星も観察してみるのもよいでしょう。

気になる今週の天気は?

画像C

天気は17日(水)は、高気圧に覆われるため、北日本や東日本は広く見ることができるでしょう。西日本は夜は雲が多くなるため、見れるところは少ないですが、雲の間から見るチャンスはあるでしょう。

18日(木)と19日(金)は、西日本に前線が近づき、日本海側は寒気や気圧の谷の影響を受ける見込みです。広く雲に覆われて、雨や雪が降る所もあるでしょう。残念ながら夜空を眺めるにはあいにくの天気となる見込みです。沖縄や東日本から北日本の太平洋側は、広い範囲で晴れて見ることができそうです。

20日(土)、全国的に前線や寒気の影響を受けるため、天気の崩れる所が多いでしょう。

連日、月や木星を見ることができる時間帯は、厳しい寒さとなります。寒さ対策はしっかりして、体調管理には十分に注意してください。

今週は月が土星と木星に接近 太平洋側を中心に冬の天体観測のチャンス