使い終わったラップをゴミにする時、悩みがちなのが分別方法についてです。箱と刃が一体化しているからこそ、「どうするのが正解なのか自信が持てない…」と感じてしまいます。

ラップの処分方法は、ポイントさえ知っていれば決して難しくありません。『サランラップ』メーカーとして知られる旭化成ホームプロダクツの公式情報から、処分や分別のコツを紹介します。

まずは刃の外し方を確認

使い終わったラップを処分する際に、もっとも悩ましいのが刃についてです。刃の部分をどう処理すればよいのかは、「どういった素材で作られているのか」で違ってきます。

ラップに使われている刃の原料は、主に以下の3種類です。

・紙

・プラスチック

・金属

ラップのパッケージは紙製ですから、ラップに紙刃が付いている場合、わざわざ取り外す必要はありません。パッケージごと「紙ゴミ」として処分しましょう。

プラスチック刃や金属刃の場合は、パッケージから取り外す必要があります。以下の手順を参考にしてみてください。

1.フタを開けたサランラップ®を写真のように台の上に置き、刃に触れないように注意しながら、フタの横の面を左右同時にはがして広げます。

2.フタ全体を平らに広げて手で押さえます。(刃をはがしやすい赤いテープが刃の端についています。)

3.一方の赤いテープをつまみ、引き上げて半分まで刃をはがしたら、箱の向きを変えて、もう一方の赤いテープも同様に引き上げて刃をはがします。

旭化成ホームプロダクツ ーより引用

左右両方から刃を取り外すのは、刃がはねてケガをするのを防ぐためです。作業する時には顔から離し、ギザギザ部分が手に触れないよう注意しましょう。

外し方の詳細部分は、ラップによって異なります。パッケージに外し方が記載されているので、指示に従って安全に作業してください。

ラップゴミの分別とは

刃が外れたら、そのまま分別していきましょう。ラップのゴミは、主に以下の4つに分別できます。

・引き出しテープ(プラスチックゴミ)

・紙管(雑紙)

・刃(金属ゴミ・プラスチックゴミ・紙ゴミ)

・パッケージ(資源ゴミ・雑紙)

ラップのパッケージに、紙と矢印でデザインされた「紙製容器包装マーク」が付いていたら、資源ゴミとして処分しましょう。リサイクルへと回されます。

ゴミの分別方法や収集ルールは、自治体によっても異なります。お住まいの地域のルールをよく確認して、ラップゴミを分別・処分してみてください。

日常生活の中で使用する機会が多いアイテムだからこそ、ラップの処分でストレスを感じるのは避けたいところです。基本の処分方法を知っておけば、安心して対処できるのではないでしょうか。

処分方法に関する情報は、家族全員で共有するのもおすすめです。限られた資源を有効活用するためにも、適切な分別・処分を心掛けましょう!

出典
旭化成ホームプロダクツ
※写真はイメージ