多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、官公庁などが発表する労働市場関連のデータをキュレーションしつつ、分かりやすくまとめた「労働市場データレポート」を毎月発表していきます。

今回は12月下旬に発表された最新データをもとに2023年11月度レポートについてとりまとめましたのでご報告いたします。

※レポート詳細はこちら https://tsuna-ken.com/research_report/202311_report-11/

トピックス
1.11月度の有効求人倍率は1.28倍。4か月ぶりに前月を下回る
2.完全失業率は2.5%。前月差、前年同月差ともに同水準
3.新規求人数は前年同月比-4.8%。3か月連続でマイナスに


■1.11月度の有効求人倍率は1.28倍。4か月ぶりに前月を下回る
2023年11月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍で、前年同月差-0.07ポイントとなりました。前月差は-0.02ポイントと、4か月ぶりに前月を下回りました。
パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.26倍と前年同月差-0.10ポイント、正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.01倍で前月と同水準でした。正社員有効求人倍率の前年同月差は、2021年6月以降は上回る状況が続いていましたが、10月度に2年4か月ぶりのマイナスとなり、2か月連続で前年同月を下回りました。

■2.完全失業率は2.5%。前月差、前年同月差ともに同水準
完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月差、前年同月差ともに同水準となりました。年齢階級別では、25-34歳(+0.3ポイント)のみ前年同月より悪化しました。完全失業者数は169万人で、前月より6万人減少しています。

■3.新規求人数は前年同月比-4.8%。3か月連続でマイナスに
新規求人数の伸び率は前年同月比-4.8%と、3か月連続でマイナスとなりました。伸び率で増加したのは教育,学習支援業(3.5%増)、情報通信業(3.4%増)の2業界のみです。一方、宿泊業,飲食サービス業(12.8%減)、生活関連サービス業,娯楽業(12.5%減)、製造業(10.5%減)などの伸び率が前年同月を下回っています。

(出典)
厚生労働省「一般職業紹介 (令和5年11月分)」
総務省統計局「労働力調査((基本集計) 2023年(令和5年)11月分結果」

■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)を母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)「イライラ・モヤモヤする 今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)がある。

▼過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2023年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア
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バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!
2023年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023比較版)
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アフターコロナの多様な働き方調査】5類移行後の働き方調査
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配信元企業:株式会社ツナググループ・ホールディングス

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