寒い季節は鍋や焼き物など、暖かい料理を家族や友人たちで囲みたくなってきます。友人や家族と食事を楽しむ際、何を作るか迷う時もあるはず。そんな場面で役立つのが、昔ながらの「囲炉裏いろり)」をモチーフとした卓上調理家電『おうちいろり』。今回は、筆者が年末年始に愛媛県の実家に帰省した際、家族で様々な調理方法を試した様子をお届けします!

【写真】まるで囲炉裏のような新感覚家電・シロカ『おうちいろり』

■複数の付属プレートでメニューの幅が広がる

 『おうちいろり(SQ-D151』では、焼き網、深皿、ボールプレートたこ焼きプレート)が付属されています。本体の上にさまざまなプレートを載せかえ、メニューを作っていきます。調理前には各種セッティングが必要です。まずはベースに銀色の水受け皿を乗せ、五徳を2つのせます。その上からヒーターを乗せ、遮熱板をセット。付属品が多く最初は戸惑いましたが、2~3回やって慣れるとスムーズに取り付けられるようになりました。

■まるでお店にいる気分!?焼き網で焼肉

 それではまず焼き網を使って、おうち焼肉を試してみました。焼き網を使って調理する場合は、ヒーター下にある水受皿に水を張ります。この「減煙構造」を採用することによって、調理時の煙を抑えているそうです。焼き網をのせ、野菜やお肉、そして実家がある愛媛の名物、魚のすり身を揚げて作る練り製品「じゃこ天」も焼いてみました。じゃこ天にこんがり焼き目がついて美味しそうな仕上がりに…! 家族でいろりを囲み、「焼けた!」「これはもう少し!」と団欒のひとときを過ごしました。

 これまで焼肉をする際はホットプレートを使っていましたが、肉の油が飛び散って食べ終わった後に机がベタベタしてしまうのが難点でした。一方、『おうちいろり』を使うと、肉の油が下の受け皿に落ちるので、ホットプレートよりも油が飛び散りません。終わった後に机がベタベタすることなく、掃除しなくて済むので家族にも好評でした。煙が立ちにくく、家に充満することがなかったのもよかったです。焼肉や野菜だけでなく、焼き鳥、海鮮、お餅を焼くのにも使えそう。

 家で焼き網を使って食べる経験がないので、まるでお店で食べているような気分になれました。使い終わった後は、付属の取っ手を焼き網に引っ掛けて持ち上げます。ヒーターセット以外は洗剤とスポンジで洗えるので、水受皿や焼き網もしっかり洗いました。ただ、焼き網のサイズが直径23.9cmほどのため、我が家のように5人以上の家族で使うには少し小さかったかも。焼き網での調理は2~4人向けだと感じました。

■外はカリッと、中はふんわり。ボールプレートたこ焼きに挑戦

 続いて、「ボールプレート」を使って直径45mmの大玉たこ焼きを作ってみます。優しく熱が伝わるため、焦ってたこ焼きを回転させなくても焦げたりしません。チーズもこびりつくことなく、いい感じの焼き目に! 熱が均一に伝わって綺麗な球型に仕上がり、外はカリッと、中はふんわりで熱々、お店のたこ焼きのように出来上がりました。これまで家で焦ってたこ焼きを回転させていたストレスがなくなり、楽しいたこ焼きパーティになりました。ボールプレートは、海鮮を入れてアヒージョにしたり、ベビーカステラを作ってデザートにしたりという楽しみ方もできそうです。

■ずっと出来立ての温かさ!深皿ですき焼き

 最後に、「深皿」を使ってすき焼きを作ってみました。蓄熱性が高い厚手のプレートで、しっかりと食材に火が通りました。ステーキなど分厚いお肉でも、焼きムラを抑えて均一に焼き上げられそうです。料理火力調節レバーで「保温」モードに設定できるため、具材がずっと冷めないのが嬉しいポイント。長時間温かさを維持しながら、会話や食事の時間をゆっくりと味わえました。
また、よく見ると、蓋のつまみが斜めになっています。この傾きによって裏返して蓋を置きやすく、持ち上げるのもスムーズです。家庭用のホットプレートは準備や掃除などの後片付けが大変そうなイメージでしたが『おうちいろり』は、ヒーター部分以外が全て洗える仕様なので管理も楽でした。さらに、保存する際に付属部品をすべて重ねても高さは約17.2cmと一つにまとまり、付属パーツは多いもののコンパクトの収納できるので場所を取りません。

 1台で「蒸し」「焼き物」「鍋」と何役もこなせるので、一家に1台あれば料理のレパートリーが増えます。『おうちいろり』を使ったレシピ本も付属されており、初めての方でも手軽に美味しい料理を楽しめますよ。『おうちいろり』を使うと、家族や友達、パートナーとのコミュニケーションを深めるきっかけになりそうです。個人的にも家族と会話しながらワイワイと料理を楽しむことができ、とても素敵なお正月の思い出となりました。みんなで食卓を囲んで、心の距離も縮まりそう。パーティーやちょっと豪華に作りたい食事など、作る過程も楽しみながら使ってみてはいかがでしょうか?

文・写真=Hamaguchi Nagisa

まるで囲炉裏のような?調理家電 シロカの『おうちいろり』