【最近気になる注目ワード・12】 今年は1月8日だった「成人の日」。今年もネット上では「殺生丸」というワードが飛び交っていた。「殺生丸」とは、高橋留美子先生の漫画「犬夜叉」に登場するキャラクターだ。なぜ成人の日に毎年「殺生丸」が話題となるのか、その謎を解明していこう。
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●成人式でよく見るアレが「殺生丸」と呼ばれていた!?
成人の日によく見かけるものといえば、振袖を着る際に首元に巻くモフモフとした巻物。主に「ファーショール」と呼ばれる巻物だが、ネット上では殺生丸が身に着けている羽毛の襟巻きに見立て、「殺生丸のフワフワ」「殺生丸みたいなやつ」「殺生丸様を巻きました」など、かねてより殺生丸の愛称で呼ばれていた。
そして今年の1月8日、高橋留美子先生のオフィシャルXアカウントが「新成人の皆さん、おめでとうございます！」との新成人へのお祝いツイートと共に殺生丸の画像を投稿。これには「犬夜叉」ファンから歓喜の声が続出し、「公式にも殺生丸呼びが認知されていた！」「まさか公式がこの呼び名を知っていたとは」「公式自らネタにすると思わなかった」「あのショールの名称は公式に殺生丸になったんですね！」といった声が殺到することとなった。
実はモフモフした巻物には殺生丸以外の愛称もあるようす。世代の移り変わりと共に呼び名にも変化が現れているようで、「刀剣乱舞」に登場する「獅子王」というキャラクターも同じようなモコモコを巻いていることから、近頃の新成人の間では「獅子王」と呼ぶパターンもあるようだ。
「殺生丸」「獅子王」の次にどんなキャラクターが続くのか、毎年の成人の日を楽しみに待ちたい。（フリーライター・井原亘）
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■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
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