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(写真:時事通信

FAの人的補償の候補として名前があがっていた福岡ソフトバンクホークス和田毅選手(42)。騒動を巡る疑惑も報じられ、波紋が広がっている。

11日朝に「日刊スポーツ」が、福岡ソフトバンクホークスが元西武ライオンズ山川穂高内野手(32)を獲得したことによる人的補償として、西武が和田を指名していることを報道した。

「和田選手はダイエー時代から所属するソフトバンク愛が強いベテラン選手で、精神的支柱として選手、ファンからともに人気のある選手です。報道されるやいなや、SNS上はソフトバンクファンからの悲しみの声で溢れかえっていました」(スポーツ紙記者)

しかし当日夜に事態は一転し、和田ではなく甲斐野央投手(27)が西武に移籍することが正式に発表されたのだ。突然の変更に謎が深まるなか、14日に「現代ビジネス」が、和田選手が“西武に移籍するなら引退する”と示唆したことを受けて、元々プロテクト入りしていたという甲斐野が指名されることになったと、報道したのだ。

しかし、この疑惑について、未だ両球団ともに公式にコメントを発表していない。15日、長崎に自主トレ入りしていた和田選手が口を開いたものの、「いろいろな報道というか記事とか出ているみたいですけど、自分としてはこの件には触れたくない思いと、考えたくないというのが自分の思いです」と言葉を濁した。

「FA規約では人的補償を拒否した場合、資格停止処分を受け金銭補償をする必要があります。報道の通りならば、プロテクトの意味がなくなるわけですから『ルール違反して卑怯だ』という思いを抱く人もいるようです」(前出・記者)

現時点で、今回の人的補償を巡る真相は明らかになっていない。しかし、和田もコメントで疑惑について否定していないことから、一部では和田に批判が寄せられている。和田選手が直近で更新したインスタグラムの投稿には約700件超えのコメントがつき、中には心ない過激な投稿も寄せられていた。

《はよ引退しろよw》
《事実を話すべきですね。そうしないと良くも悪くもいろいろ言われますよ。自分が良ければいいのですか?》
人的補償ゴネてんじゃねーよ。行かねーとか、引退するとか言ったんだろ?》
《事実かどうか、フロントか和田投手から説明ないんですか?「逃げる」ですかね だっさい》
《ゴネ得だな。西武にすんなりと行けよ。見る目が一気に変わったわ》

また、唯一口を開いた和田選手に批判が殺到している状態に《フロントの方々、ここ見てますか?まだ鎮火してませんよ。火元はあなた達なんですから、責任を持って消火して下さい。選手を守って下さい》と、球団の説明を求める声もあった。