ローマは16日、ジョゼ・モウリーニョ監督を解任したことを発表した。

 これまでポルトチェルシーインテルレアル・マドリードマンチェスター・ユナイテッドトッテナムなどで指揮を執り、数々のタイトルを手にしたモウリーニョ監督は、2021年夏にローマ指揮官に就任。初年度となった一昨シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグを制覇し、昨シーズンはヨーロッパリーグ決勝進出を果たした。

 しかし、迎えた今シーズンはここまでリーグ戦20試合を終えて8勝5分け7敗で9位と調子が上がらず、現行契約が満了を迎える今季終了後での退任も噂されたが、シーズン途中でクラブを離れることとなった。

 モウリーニョ監督解任に際し、ローマの会長を務めるダン・フリードキン氏と副会長ライアンフリードキン氏は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。

ローマを代表して、ジョゼがここに到着して以来見せてくれた情熱と献身性に感謝します。私たちは彼の監督としての素晴らしい思い出をいつまでも持ち続けますが、クラブの最善の利益のためには直ちに変化が必要であると信じています。私たちはジョゼと彼のチームメンバーの将来が最善のものとなることを祈っています」

解任が発表されたモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images