運転免許証

2024年が始まって2週間経った。年明けは何かと新しいことが始まるタイミングでもある。埼玉県では、1月から運転免許更新時の手数料の「キャッシュレス化」に踏み切った。

ネット上でも話題を呼んでいて…。

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■免許更新手続きがキャッシュレスに

埼玉県は免許更新やパスポート申請などの行政手続きに関して、今年1月からキャッシュレスに移行した。原則、窓口での現金取り扱いはできない。

キャッシュレス化にあたって、昨年12月には埼玉県警察本部交通部交通総務課の公式X(旧:ツイッター)が「令和6年1月から免許更新等の手続きは、原則現金でのお支払いができません」と注意喚起するなど、「現金NG」になることを知らせていた。

 

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■ネットで驚きの声続出

免許更新手続きの「キャッシュレス化」はネット上でも話題に。「まさに今日、警察署でこの現場に直面して驚いた」「ついに現金が使えなくなったか」「キャッシュレス化の波がここにも」など、驚きの声が続出。

また、「近年はキャッシュレス化の影響で、何かと現金が使い辛くなっている」「将来的には免許の更新自体を自宅のパソコン等を利用して手続きする流れになってくのかな」「キャッシュレスオンリーだとシステム障害の際にどうしようもなくなる」といった、変更に戸惑う人の声も見受けられる。

なぜ、運転免許更新時の手数料をキャッシュレス化したのか、埼玉県庁に取材した。

 

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■変更に至った経緯は…

埼玉県庁の担当者によれば、運転免許更新やパスポート更新等500以上の手続きがキャッシュレス化したという。変更に至った経緯に関して、担当者は「従来、収入証紙を現金で買っていただき、運転免許更新の書類やパスポート更新の書類に貼っていただいておりました。ただ、アナログなものを減らす流れもあり、昨年末で収入証紙を廃止しました。収入証紙がなくなったことに伴って、埼玉県としてはキャッシュレス決済を導入することになりました」と説明する。

収入証紙は各自治体が手数料などを徴収する手段として、条例に基づいて発行される金券の一種。免許更新の際は、警察署内や免許センターの売りさばき所で購入し、申請書類に貼付するという流れだった。

今年から、必要な更新手数料はクレジットカードや電子マネー等で支払うということ。

 

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■キャッシュレス手段がない時は…

免許更新当日、キャッシュレス支払いの手段を持ち合わせていなかった場合、どうすればいいのか。こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは「窓口での現金支払は受け付けておりません。手続きに必要なお金をコンビニでお支払いいただくか、銀行窓口でお支払いいただくようご案内しております」という回答が寄せられている。

昨今のデジタル化の流れもあり、収入証紙を廃止する自治体は少なくない。この先、行政手続きをキャッシュレス化する自治体はさらに増えるのか──。今後の動向を注視したい。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

埼玉の運転免許更新で“現金NG”、一体なぜ… 「キャッシュレスの波」驚きの声続出