本を読んでいる最中、近くにあった紙を「栞」代わりにするのはよくある話。だが、ときにはその事実を忘れてしまい、栞代わりにした用紙と数年ぶりの再会を果たした…という経験はないだろうか。

以前X(旧・ツイッター)上では、ブックオフ商品の内部から出土した「予想外の物体」に、多数のツッコミが寄せられていたのだ。

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■ラノベから出てきたのは…

今回注目したいのは、Xユーザー・えあさんが投稿した1件のポスト。

ブックオフでなんとなくカゲロウデイズ手に取ったら、中から小学1年生と見られる保健体育のテスト出てきてメッチャ良かった」と綴られた投稿には、縦長の用紙の写った写真が添えられている。

ブックオフ

赤ペンで採点されたこちらの用紙は「第1学年保健体育科学年末考査解答用紙」と、題されていたのだった。

 

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■「懐かしい解答用紙」とエモくなるネット民

続くポストで「中学1年生かも」と補足されていたように、こちらは中学1年生のテスト解答用紙と思われる。写真に収められた解答用紙を受けて「在りし日の思い出」が刺激された人はかなり多いようで、同ポストは投稿から数日で3,000件以上ものリポストを記録。

ブックオフ

他のXユーザーからは「42点というのが良い味出してる」「私物の挟まれ物は、古書の醍醐味のひとつであるのは間違いない」「このタイプの解答用紙、懐かしすぎる」「『欲求不満』は正解してて笑う」「自分の字にめちゃくちゃ似てて焦った」など、様々な声が寄せられていたのだった。

なお、今回の出来事には思わぬ後日談が存在し…。

 

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■「自分かも…」と約100人が反応

ライトノベルカゲロウデイズ』シリーズが刊行されたのは、2012年のこと。

ポスト投稿主・えあさんはある日、ブックオフ店舗を散策していたところ同書を見かけて「昔読んでたな〜」とたまたま手に取ったところ、件の解答用紙を発見したという。

えあさんは「多分(以前の持ち主と)世代が同じと思うのですが『保健体育のテスト、こんな感じだったな〜』と懐かしくなりました」とも振り返っていた。

なお、えあさんの元には「自分のテスト用紙かもしれない」という相談が100件ほど寄せられており、多くの人々に「既視感」を抱かせる解答用紙だったようだ。

本を売る際は「恥ずかしい忘れ物」が挟まっていないか、念のため確認しておこう。

 

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

ブックオフで出会ったラノベ、挟まっていた用紙に衝撃走る 「自分かと思った」の声も…