マクドナルド

先週、マクドナルドビッグマックなど全メニューの約1/3にあたる商品を24日から値上げすると発表。

そのニュースに隠れるようビッグブレックファストなど6商品の販売終了(23日まで)も公表され、以降ネットでは「なんやて…」「僕の生きがいビッグブレックファストが…」「ショック。食べ納めしよ…」と嘆きの声が上がり続けている。

 
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■17商品が値上げ

12日に発表された商品値上げは、ビッグマックてりやきマックバーガー、チキンフィレオ、炙り醤油風ダブル肉厚ビーフソーセージエッグマフィン、さらには炭酸ドリンクなど合計17品目が対象。

おおよそ10円から30円程度の値上げだが、配達サービス「マックデリバリー」利用時は値上げ幅が50円程度に上がり、「デリ得3人用セット」に至ってはプラス190円に。同社は値上げに至った経緯について「原材料価格の高騰や人件費、賃料、物流費、エネルギーコストなどの上昇、および為替変動による影響が長期化していること」と説明する。

 

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■23日に「ビッグブレックファスト」シリーズ全滅…

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値上げと同時に、別リリースで発表されたのが一部メニューの販売終了。

「マクドナルドではお客様に魅力的なメニューをご提供するため、定期的に商品ラインアップを見直しており、その一環として、『ビッグブレックファスト』『ビッグブレックファスト デラックス』『スパビー(スパイシービーフバーガー)』『ワッフルコーン』『ヨーグルト』『ホットティー』は、1月23日(火)をもちまして販売終了とさせていただきます」とつづられており、在庫状況次第では23日になる前に終了するという。

 

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■食べ方に個性が出るメニュー

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時期によっては朝昼ひっくり返っている記者にとっては、仕事明けに食べる朝マック限定「ビッグブレックファスト デラックス」(680円)が何よりの好物だった。

無知な幼少期、勝手に思い描いていた“西洋の朝食”がまさにコレで、ソーセージパティ、ふわふわなスクランブルエッグイングリッシュマフィン、ハッシュポテト、さらにホットケーキ3枚が一つのプレートに詰まっている。

コショウ、バター、メイプルシロップ、いちごジャムで自分好みに味をつけ、ナイフ、フォークで上品に食べる。異常と思われるかもしれないが、記者はパティシロップと塩コショウをかけて食べるのが好きだった。

甘い物、しょっぱい物を無作法なまま一緒に口へ詰め込んで、ホットコーヒーで胃袋に流し込む。これがじつに贅沢で最高だった。ちなみにエネルギーは983kcalと同店1人前メニューの中では最強クラス。

 

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■「こんなん耐えられへん」「本当に泣きそう」

ビッグブレックファストが登場したのは2014年。ちょうど10年前で、当時のニュースリリース資料や他社のレポート記事を見ながら、「こんな日が来てしまうとは…」と非常に寂しい気持ちになった。

ネットでは同商品のファンが次々声を上げており、「こんなん耐えられへん」「本当に泣きそう。悔しい」「好物よ…なくなるの悲しい」「終売なるなら今度頼もうかな」と悲しみで溢れている。

記者は終売日まで毎日食べることを決意したが、似たテイストだとホットケーキ感+ソーセージマフィン感のある「マックグリドル」が健在なので、それがきっと意志を継いでくれると信じている…。

マクドナルド、残り1週間で終売になる商品に惜別の声続々 「こんなん耐えられへん…」