京都サンガF.C.は17日、ニュージーランド代表GKマイケルウッドが退団することを発表した。

 現在25歳のウッドは、196センチメートルのGK。2015年に母国クラブから名門サンダーランドイングランド)の下部組織に入団したが、同クラブのトップチームでは出場がなく、2018年夏にヴィレムII(オランダ)へと完全移籍。2020年夏にアルメレ・シティへと期限付き移籍し、2021年夏から完全移籍でとなった。

 2022年1月に京都へと完全移籍で加入。2023シーズンはリーグ戦の出場機会がなく、天皇杯で1試合出場にとどまると、8月にヴァンフォーレ甲府へと期限付き移籍を果たし、明治安田生命J2リーグで1試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で4試合に出場した。

 また、ニュージーランド代表では世代別のカテゴリーから活躍し、2018年6月にA代表デビューを飾り、これまでに4試合に出場している。また、2021年夏には東京オリンピックにも参加して4試合に出場。準々決勝では日本と対戦し、120分間を無失点に抑えてPK戦までもつれる激闘を演じていた。

 今月10日に甲府への期限付き移籍期間が満了していたなか、京都を退団することも決定したウッドは、クラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「2年間たくさんのサポートをありがとうございました。素晴らしい仲間に恵まれましたし、クラブに関わる皆さまの幸せを願っています。ありがとうございました」

京都退団が決定したGKウッド [写真]=Getty Images