[NASDAQ: MCHP] - 産業用オートメーション市場の成長には、ML(機械学習)およびロボットシステム等の革新的技術が含まれます。決定論的通信機能を備えた組み込みソリューションは、データを制御、監視、処理するための産業用オートメーション アプリケーションに不可欠です。決定論的な遅延時間の通信機能を備え、高信頼で堅牢なネットワーク ソリューションを提供するため、Microchip Technology Incorporated(日本法人: 東京都港区浜松町、代表: 櫟晴彦 以下Microchip社)は本日、TSN (Time Sensitive Networking)機能、46~102 Gbpsのスケーラブルな帯域幅、パワフルな1 GHzシングルコアArm(R) Cortex(R)-A53 CPUを併せ持つLAN969x Ethernetスイッチ(https://www.microchip.com/en-us/products/high-speed-networking-and-video/ethernet/ethernet-switches?utm_source=pressrelease&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=lan969x&utm_content=Content&utm_term=Term&utm_bu=ung)の次世代製品を発表しました。

LAN969x Ethernetスイッチは、高い冗長性が必須とされるアプリケーションのために、HSR (High Available Seamless Redundancy)とPRP (Parallel Redundancy Protocol)が使えるように構成できます。HSRとPRPは、Ethernetネットワークでのロス無しを実現する冗長性ハードウェア プロトコルです。LAN969x Ethernetスイッチは、10 Mbps~10 GbpsのEthernetポート速度はもとより、並列および直列で動作できる複数のHSRおよびPRP RedBox (Redundancy Box)インスタンスをサポートします。

LAN969xは、2つのHSRネットワークを相互接続するQuadBox機能を実装できます。この機能は、高信頼性とゼロダウンタイムが不可欠なアプリケーションで特に有効です。QuadBoxを実装する代替ソリューションでは通常、設計の複雑化とシステムのコスト増大につながる、複数の各種部品が必要です。

「Microchip社のLAN969x Ethernetスイッチが登場する以前、TSNおよびHSR/PRP機能を実装しようとする場合、お客様は複数のICが必要でした。Microchip社の新しいLAN969xソリューションは、部品点数とシステムレベル コストを低減できるシングルチップです」とMicrochip社USBおよびネットワーク製品部門担当副社長のCharles Forniは述べています。「これらのデバイスは、製品の迅速な市場投入に役立つ弊社のVSC6817SDK IStaX Linux(R)アプリケーション ソフトウェア パッケージでもサポートしています。」

LAN969x Ethernetスイッチは、最大で30のポートを選択できるため、柔軟な設定が可能です。本デバイスのEthernetポートは、RGMII、SGMII、QSGMII、USGMII、USXGMIIを含む複数のインターフェイスをサポートしています。LAN969xファミリは、多ポートの10M/100M/1G/2.5G/10Gスイッチング リンクが求められるセキュアおよびセーフティ クリティカル アプリケーションを対象にしています。

LAN969xファミリは、お客様の「信頼の基点」(Root of Trust)の製造プロセスに基づく、セキュアブートおよびセキュア ファームウェア実行等のセキュリティ拡張機能と組み合わせて利用できます。セキュリティは、VCAP (Versatile Content Aware Processor)を使ったTCAM (Ternary Content Addressable Memory)に基づくフレーム処理、高速セキュアブートのためのArm Trusted Firmware手法、ブートとコードの暗号化のための暗号化ライブラリとハードウェア セキュリティ アクセラレータ、1度だけ書き込み可能な書き換え不可の鍵ストレージによって実現されます。

LAN969xミッドレンジEthernetスイッチの新ファミリの登場により、Microchip社のTSNスイッチ ポートフォリオは完全なものになります。SparX-5iファミリは最大64ポート、200 Gbpsのスイッチング帯域幅をサポートする一方、LAN9662とLAN9668は4~8ポート、4~11 Gbpsのスイッチング帯域幅をサポートします。

開発ツール
LAN969x EthernetスイッチファミリはEV23X71A評価用ボードhttps://www.microchip.com/en-us/development-tool/ev23x71a)によってサポートされています。その他のリソースには、TSN規格とHSR/PRP冗長化に対応するためのIStaX VSC6817SDK Linuxアプリケーション ソフトウェア パッケージ(https://www.microchip.com/en-us/product/vsc6817)が含まれます。

在庫/供給状況
LAN9694、LAN9696、LAN9698は、本日より受注を開始いたします。詳細とご購入はMicrochip社の正規代理店にお問い合わせ頂くか、Microchip社のオンラインストアのウェブサイトhttps://www.microchipdirect.comをご覧ください。

参考資料
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください。
アプリケーション画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/53378056933/sizes/l

Microchip Technology社について:
Microchip Technology社(以下、Microchip社)はスマート、コネクテッド、セキュアな組み込み制御ソリューションのトッププロバイダです。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、リスクを低減する最適な設計を作成し、総システムコストの削減、迅速な商品化を実現できます。Microchip社は産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場でおおよそ125,000社のお客様にソリューションを提供しています。Microchip社は本社をアリゾナチャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(https://www.microchip.com)をご覧ください。

免責および注意事項
性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。絶対的なセキュリティを提供できる製品またはコンポーネントはありません。実際のコストや結果は異なる場合があります。

詳細については、以下にお問い合わせください。
Daphne Yuen (Microchip社): daphne.yuen@microchip.com



配信元企業:マイクロチップテクノロジージャパン株式会社

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