今週末の公開作品で、映画ファンから熱い視線が向けられているのはどんな映画?2024年1月19日(金)~21日(日)に公開される新作から、MOVIE WALKER会員の「みたい」数(みたい映画としてユーザーが登録している数)を集計。275万人(※2024年1月現在)のMOVIE WALKER会員が「みたい!」と期待を寄せる5作品を、関連ニュースムビチケ情報と合わせてご紹介します。今週のトップは『ゴールデンカムイ』。

【写真を見る】顔の傷もリアルに再現!『ゴールデンカムイ』の主人公、杉元佐一役に山崎賢人

■1位は大ヒットコミックを山崎賢人主演で映画化した『ゴールデンカムイ

今週の公開映画でぶっちぎりの1位を獲得したのが、野田サトルの大ヒット同名漫画を実写映画化したサバイバル・バトルアクション『ゴールデンカムイ』。主人公の杉元佐一役を、実写映画「キングダム」シリーズのメガヒットも記憶に新しい山崎賢人が、ヒロインであるアイヌの少女、アシリパ役を『樹海村』(21)山田杏奈が務めるほか、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏舘ひろしらが出演した。

舞台は明治末期の北海道。“不死身の杉元”の異名を持つ杉元佐一は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男“のっぺら坊”は、捕まる直前に金塊を隠し、その在処を示す刺青を24人の囚人の身体に彫り脱獄させていたのだ。そんななか、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、アイヌの少女アシリパが救う。金塊を奪った男に父親を殺されたアシリパは、仇を討ちたいと思い、杉元とともに金塊を追う。

重責のメガホンをとったのは、多数の有名アーティストのMVを手掛け、「HiGH&LOW」シリーズでアクション演出をした久保茂昭だ。独特の世界観から「実写化は不可能」とも思われていたが、北海道をはじめ、山形、長野、新潟など、大自然が残る日本各地で大規模なロケ撮影を敢行し、血湧き肉躍るエンターテインメント超大作に仕上げている。

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■2位はウディ・アレン監督が映画愛を込めた『サン・セバスチャンへ、ようこそ』

ウディ・アレンが、『それでも恋するバルセロナ』(08)以来10年以上ぶりにスペインを舞台に選んだロマンティック・コメディ『サン・セバスチャンへ、ようこそ』が2位にランクイン。『マンハッタン』(79)以降、アレン監督作の常連俳優であるウォーレス・ショーンがモート役を務めたほか、『ダブル/フェイス』(17)のジーナ・ガーション、『私が、生きる肌』のエレナ・アナヤ、『オフィサー・アンド・スパイ』のルイ・ガレルらが脇を固めた。

かつて大学で映画を教え、いまは人生初の小説の執筆に取り組んでいる熟年ニューヨーカーのモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)。彼が映画業界のプレス・エージェントである妻スー(ジーナ・ガーション)に同行し、スペイン北部バスク地方の街サン・セバスチャンでの映画祭に参加する。スーがフランス人著名監督のフィリップ(ルイ・ガレル)と浮気しているのではと疑うモートは、ストレスに苛まれ、現地の診療所に赴く羽目に。しかしそこで、とても魅力的な医師ジョー(エレナ・アナヤ)と出会う。

毎年9月に行われるサン・セバスチャン国際映画祭を舞台にした本作は、ヨーロッパの古典映画へのオマージュも満載の、映画愛に満ちた1本になった。こちらもムビチケ前売券(オンライン)・ムビチケ鑑賞券を買うと、特別な絵柄と鑑賞記録がセットになった「ムビチケデジタルカード」をプレゼント。ムビチケ前売券(オンライン)の販売は1月18日(木)まで。

■3位はSFダークファンタジー映画『VESPER/ヴェスパー

世界三大ファンタスティック映画祭の1つであるブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で最高賞を受賞したダークファンタジー『VESPER/ヴェスパー』が3位に。本作を手掛けたのは、才気あふれるクリエイターコンビ、クリスティーナ・ブオジーテとブルーノ・サンペルだ。

本作は、生態系が壊れてしまった地球を舞台に、絶望の世界にいてもなお希望を捨てず、したたかに生き抜く少女ヴェスパーの物語。『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(17)、『博士と彼女のセオリー』(15)などのラフィエラ・チャップマンがタイトルロールを熱演。そんなライジングスターの輝きを放つチャップマンのイノセントな魅力と、圧倒的な映像美に注目して。

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■4位は俳優ジェシーアイゼンバーグの初監督作『僕らの世界が交わるまで』

ソーシャル・ネットワーク』(11)や「ゾンビランド」シリーズのジェシーアイゼンバーグが初めて監督、脚本に挑んだ意欲作『僕らの世界が交わるまで』が4位にランクイン。アイゼンバーグ監督が自らAudible向けに作った5時間のラジオドラマをもとにした本作では、ちぐはぐにすれ違う家族のドタバタ人間模様が展開される。

DVシェルターを運営する母エヴリン役を演じるのは、アカデミー賞世界三大映画祭すべてで受賞経験を持つジュリアン・ムーア。息子のジギー役は「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のフィン・ウォルフハードが演じる。本作は2022年サンダンス映画祭にてワールドプレミア上映され、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間オープニング作品にも選出された。

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■5位はドーム開業30周年を記念したドキュメンタリー『思い出を、超えていけ。30th Documentary HAWKS』

プロ野球チーム、福岡ソフトバンクホークスにとって初となる長編ドキュメンタリー映画『思い出を、超えていけ。30th Documentary HAWKS』が5位。玄界灘を望む広大な敷地にドーム球場が誕生して30年、平成最多の7度の日本一を達成したホークスは常勝を掲げる球団になった。そこに至るまでの道のりを、秘蔵映像と証言によって振り返っていく。

特に、王貞治福岡ソフトバンクホークス取締役会長やホークス元監督の工藤公康氏、 ホークスOBの松田宣浩氏など、常勝軍団の立役者となったレジェンドたちの貴重な撮り下ろしインタビューは野球ファン必見だ。ドームで起きた知られざる裏話や、オフィシャルメディアだけが撮っていたレアな秘蔵映像も興味津々!

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以上、みたい映画ランキング上位5作品をお届けしました。ぜひ今週も、大スクリーンでめいっぱい映画を堪能していただきたいです!

文/山崎伸子

山崎賢人の「崎」は、正式には「たつさき」

“みたい映画”ランキング1位は、人気コミックの実写映画化作品『ゴールデンカムイ』/[c]野田サトル/集英社 [c]2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会