韓国ドラマ「殺し屋たちの店」が、1月17日昼5:00よりディズニープラス「スター」にて独占配信スタート(全8話/毎週水曜日2話ずつ配信)。配信開始に先駆け、1月15日に韓国・ソウルで制作発表会が行われた。発表会には、主演のイ・ドンウク、キム・へジュンをはじめ、ソ・ヒョヌ、チョ・ハンソン、パク・チビン、クム・ヘナ、イ・グォン監督が登壇した。

【写真】イ・ドンウク&キム・ヘジュンが一緒にハートポーズ

■女子大学生・ジアンが殺し屋集団に命を狙われるクライスリラー

ドラマ「殺し屋たちの店」は、叔父から遺産としてショッピングサイトを譲り受けたことをきっかけに殺し屋集団に命を狙われた女子大学生。ジアンが生き残りを懸けて戦うクライスリラー

主人公のジアンをドラマ「キングダム」(2019年)、ドラマ「コネクト」(2022年)で注目を集めた実力派新人のキム・へジュンが、ジアンの唯一の肉親だった叔父・ジンマンをドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(2016年)などで知られるイ・ドンウクが演じる。

本作は、予告編が公開されるやいなや、スタイリッシュな映像とリアリティー溢れるアクションシーンが話題になった。制作発表会には、クライスリラーということで、ブラック系のシックな装いで7人が登場。トーク前に行われたフォトセッションでは、それぞれが演じた役の必殺技ポーズをとって集合写真を撮るなど、和気あいあいとした様子を見せ、撮影現場での雰囲気の良さをうかがわせた。

■キム・へジュン、イ・ドンウクを「とても頼りになる先輩」と語る

予告編がスクリーンで流れたあと、MCを交えてのトークがスタート。イ・グォン監督に、制作のきっかけを聞くと「同じく演出家をしている妻(イ・ウォニ)から原作小説を勧められて読んでみたところ、とてもおもしろかったんです。“歳を取る前に本格的なアクション作品を作ってみたらどうか”という妻の助言もあり、3年前に脚本を書き始めました」と明かした。

また、今作の主人公・ジンマン役にイ・ドンウクを抜てきした理由について聞かれたイ監督は「今作はジンマンの過去にフォーカスを当てたもので、かっこよくて戦闘力のある人物として描いています。その役にふさわしい人を考えた時、イ・ドンウクさんの姿が思い浮かびました」と説明した。

本作で最高のケミストリーを見せているイ・ドンウクとのキム・ヘジュン。イ・ドンウクは「へジュンさんは、”冴えないお兄さん“である僕をサポートしてくれたり…」と感謝。一方のキム・へジュンも「(イ・ドンウクさんは)とても頼りになる先輩でした。アクションスクールでの練習が大変だと言ったら、”けがに気を付けて。自分ができる範囲のことをすればいい“と話してくださりました」と撮影中の思い出を語った。

■キム・ヘジュン「その日のうちに辞めたいと…」慣れないアクションへの苦労を告白

本作は、主人公たちと殺し屋集団のやるかやられるかの攻防戦が展開され、特にキャラクターごとに異なる必殺技は最大の見どころ。これまでの作品ではファンタジー要素の強いアクションが多かったというイ・ドンウクは「今回はより実践的なアクションだったので新鮮でした。ジンマンは元傭兵という設定ということで、特殊部隊で使うテクニックを練習しました」と熱弁。

一方、キム・ヘジュンムエタイアクションに挑戦したそうで「アクションスクール初日に行った体力づくりプログラムがきつすぎて、その日のうちに辞めたいと思いました。でも、アクション監督に“腹をくくって、作品に打ち込め”と言われ、覚悟を決めました」と苦労を吐露。

殺し屋の一人、ソンジョ役のソ・ヒョヌは、「一撃必殺を得意とするスナイパー役なので、銃を使う映像を観たり、銃の扱いに慣れるために(暇さえあれば)銃に触ったりしていました。アクションスクールでは“転がって逃げる”練習をたくさんしたので、具合が悪くなりましたね」と笑った。

■クム・ヘナ「降板も頭をよぎりました」美しさと強さを兼ね備えたアクションの裏側とは

予告編が公開された当時、その美しさと強さを兼ね備えたアクション演技で「韓国のアンジェリーナ・ジョリー」のニックネームを得たクム・ヘナ。役作りのために行ったハードなトレーニングで筋肉量がkgも増えたという。「組技が多いせいで、練習中は吐き気に悩まされました。あまりに大変で降板も頭をよぎりましたが、頑張っているうちに自然と体が動くようになりました。苦労はありましたが、すてきなニックネームをいただけたのでうれしいです」と笑顔を見せた。

一方、パク・チビンは、ジアンの小学校の同級生で、殺し屋たちとの戦いに巻き込まれてしまうジョンミン役。大学でコンピューターを専攻する“ハッキング名人”という設定ゆえ、アクションは必要なく「殴られっぱなしの役ですし、見たことがない兵器がたくさん出てくるので、どう演じればいいのか悩みました。でも、へジュンと二人で襲われるシーンを撮った際には、ドローンが迫ってくるあまりの恐怖に、自然と感情移入ができました」と撮影を振り返った。

会見が終わり、俳優陣が降壇する際には、キム・へジュンとイ・ドンウクが二人で腕ハートを作って、記者へサービス。共演者たちも仲のいい“叔父とめい”の姿を笑顔で見つめていた。

ドラマ「殺し屋たちの店」の制作発表会が行われた/(C)2024 Disney and its related entities