ブラック企業に勤めていた自身の経験を描いたしゃけなかほい(@syake8989)さんのエッセイ漫画が、SNSを中心に話題を集めている。今回は自身が体験したブラック企業のエピソードについてインタビューを実施。当時の職場のブラック具合について話を聞いた。

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■フレックスが勤務体制なのに申請が必要…「形だけにも程があると思います」

自身の妊娠がきっかけで育児などの漫画を描くようになったというしゃけなかほいさん。ブログやSNSでは、スーパーでクレーマーが登場する作品などを数多く投稿しているが、中でもブラック企業の実態をコミカルに描いたシリーズには多くの反響が寄せられている。

今回取り上げたエピソードのテーマは「フレックスタイム制」。出社や退社の時間を自由に決められるという制度で、昨今の働き方改革で多くの職場で採用されている。ところが、しゃけなかほいさんの職場は「フレックスを利用する際、事前に申請して許可を得なければいけない」という理不尽なシステムとなっていたのだった。

職場でフレックスを使う際に許可が必要な点について、しゃけなかほいさんは「この会社ではフレックスが勤務体制なので、『申請は不要なのでは?』と思いました。働き方改革などで会社もいろいろと変えていくような風潮ですが、形だけにも程があると思います…」と率直な感想を明かしてくれた。こうした会社側の意識が変わらない限り、真の「働き方改革」が達成されるのはまだ先になりそうだ。

取材協力:しゃけなかほい(@syake8989)

フレックスタイム制を使って早めに帰ると決心するも…まさかの事態が!/画像提供:しゃけなかほいさん