ぬいぐるみ・モフ太と悩める会社員・チカの、ありふれた日常を漫画にして発信している中恭(@nakakyoooo)さん。本来は動いて言葉を発するはずがない“ぬいぐるみ”と、その持ち主の絆を描き、「子どもの頃の懐かしい記憶がよみがえる」と反響を呼んでいる。

【感動漫画】もふもふのぬいぐるみが動き出した!?限界OLを救うことができるのか…

ウォーカープラスでは「モフ太〜人生に疲れた会社員がモフモフのぬいぐるみに救われる話〜」と題して、中恭さんが新たに描き下ろした漫画を加えて配信する。大切にしているぬいぐるみがさらに愛おしくなる作品に、心がポカポカと温まるはずだ。今回はぬいぐるみ・モフ太と、悩める会社員・チカの出会いのストーリー。

著者である中恭さんに、作品への思いや創作のきっかけを聞いた。

――漫画を描き始めたきっかけを教えてください。

幼い頃から漫画を読むのも描くのも好きだったので、自然に漫画家になりたいと思うようになり、オリジナルの漫画を描いて家族に見せたりしていました。中学3年の頃から、本格的に原稿用紙に描いて雑誌に投稿を始めました。

――この物語が誕生したのは、いつごろですか?

16歳のとき、運良く雑誌でデビューできたのですが、その後、ネームがなかなか通らず、漫画を描けなくなってしまいました。社会人になった後もほとんど漫画を描けていなかったのですが、2021年に漫画のオンライン講座を受講したことをきっかけに、再び漫画を描き始めました。講座の卒業制作が上手く進まず、気分を変えていつか描きたいと思っていたぬいぐるみの漫画を描いてみると、自分でも驚くくらい筆が乗って完成できたのがこの物語なんです。

――そうだったのですね。中恭さんご自身の、ぬいぐるみとの思い出を教えてください。

いつも一緒にいるので特別な思い出を改めて聞かれると難しいですね…。一人暮らしを始めたてでいろいろ重なって追い込まれていた時期は、相棒のぬいぐるみを抱いて、泣いていたときもありました(笑)。この子がいなければ当時は乗り越えられなかったと思います。

あなたが大切にしているぬいぐるみとの思い出は何ですか?

「モフ太〜人生に疲れた会社員がモフモフのぬいぐるみに救われる話〜」#1(1/11)/漫画=中恭