キュラトリアル・スペースを掲げ、アカデミズムを下敷きに現代美術の先端を体現するプログラムを実施するThe 5th Floor(東京・根津、池之端)と、美術館から地下シーンまで、現代美術から商業芸術まで縦横無尽に多種多様なアート・サービスを提供するNozza Serviceのコ・キュレーションによる展覧会「KIMYŌNA UTSUKUSISA」が開催。YOSHIROTTEN、ジョナサン・ザワダ、ラッセルモーリスの3名が参加する。

2023年に自身のアート・プロジェクト「SUN」を発表し、国立競技場・大型駐車場や幕張新都心の市街地、「山梨国際芸術祭|八ヶ岳アート・エコロジー2023」や故郷の鹿児島県などで展示が行われ、陸・海・空で展開された超大規模なものを含むインスタレーション群が大きな話題となったYOSHIROTTEN。作品制作に並行し、欧米ラグジュアリーブランドや国内外のミュージシャンなどの仕事も手掛け、本誌でも注目しているアーティストの一人だ。

(参考)アートという名の “果てしなき色” vol.4 YOSHIROTTEN

(参考)デジタル×ライフの未来を予見するアート展 @金沢21世紀美術館

世界各地で作品を発表し、現在「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ展」(金沢21世紀美術館)にも参加中のジョナサン・ザワダ。Dua LipaやFlume、The Avalanchesなど国際的な音楽家たちにビジュアルを提供している。

ラッセルモーリス90年代後期にロンドンで作家活動を開始し、現在は日本在住。主にヨーロッパと東京で作品を発表しながら、自身の運営するファッションブランド「GASIUS」が創設30周年を迎えている。

本展「KIMYŌNA UTSUKUSISA」は、The 5th FloorとNozza Service両者の友人関係から自然に展開し、共同企画として開催。Nozza Serviceが長く時間を共にしている上記3名の作家の新作と旧作を織り交ぜ、展示を構成したという。

かねてよりアーティストは自然の中に普遍的な「美」を見出し、これまでに数えきれないほどの創作物にとってのインスピレーションの源となってきた。YOSHIROTTEN、ジョナサン・ザワダ、ラッセルモーリスの3名は、それぞれのまなざしによって、一筋縄ではいかない矛盾した自然像の中にから「美」を見出すという。

彼らそれぞれの視覚/造形言語を通して、その背後にある(かもしれない)共通した美意識に迫る本展。ぜひお見逃しなく。

※掲載情報は1月16日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「KIMYŌNA UTSUKUSISA」
会期/2024年1月20日(土)〜2月4日(日)
オープニングレセプション: 1月20日(土)18:00-21:00
トークイベント: 2月4日(日) 14:00〜(詳細は追ってSNS等にて告知)
会場/The 5th Floor
住所東京都台東区池之端3-3-9花園アレイ5F
時間/13 : 00〜20 : 00
料金/500円、学生無料
休廊/月、火、水曜
URL/the5thfloor.org/

The post YOSHIROTTEN、ジョナサン・ザワダ、ラッセル・モーリスが参加するグループ展「KIMYŌNA UTSUKUSISA」 first appeared on Numero TOKYO.