バルセロナからPSVへとレンタル移籍中のDFセルジーニョ・デストが、自身の将来について語った。17日、オランダ誌『Voetbal International』が伝えている。

 エールディヴィジ前半戦17試合を全勝で折り返しオランダ国内では無双体制に入っているPSVリーグ最多の59得点・リーグ最小の7失点と攻守両面で安定するPSVの主力を張るデストもまた、好調なチーム状態に呼応するように、公式戦21試合出場し1得点3アシストを記録するなど好パフォーマンスを見せている。

 2020年夏に加入したバルセロナで刹那的な輝きに終わり、シャビ監督の構想外となったデストは、昨シーズンはミランに、今シーズンはPSVに出場機会を求めることに。それでも、4年ぶりの復帰となったエールディヴィジでは前述した活躍を見せると、PSV側が買取オプションの交渉を開始したことも伝えられていた。

 そのなかで、オランダ誌『Voetbal International』にて「バルセロナPSV、そして僕には、それについて話したいことがある。ただ、時期尚早だ」と去就についての明言を避けつつ、デストは「どの選手にも目標があるし、どの選手もトップでプレーしたいと思っている。だからいずれは、自分が元いたレベルに戻りたい。でも今は、このようなシーズンを楽しまなきゃね。そのためにも、僕はPSVに全力を注ぐよ。もっと先のことは、シーズン終了後に考えるつもり」と告白。一方で「(復帰には)バルセロナの状況が変わらないとね。シャビがまだあそこにいるから、今のところは難しいと思う」と見解を示している。

 かつての輝きを取り戻しつつあるデストだが、バルセロナ復帰に悲観的なようだ。

PSVにレンタル加入中のDFデストが自身の去就を語る [写真]=Getty Images