ぽっちゃり女子大好き人間にとって、磯山さやかはまさに女神。その体型から「イソえもん」なんてイジられていたのも今は昔。「結局、男は磯山さやかみたいな体が好き」ということは、昨年10月に発売され、魅力的なぽっちゃりマシュマロボディを惜しみなく披露した30代最後の水着写真集「and more」が、重版されるほど売れ行き好調という事実からもわかる。

 そんな磯山が1月16日の「午前0時の森」(日本テレビ系)にゲスト出演した。この番組は華やかなことや人とのコミュニケーションが苦手なMC役の若林正恭オードリー)と水卜麻美アナの2人が、自分たちと同じ、もしくは「実は陰キャ」な有名人を「こっち側」(逆に、業界ノリのキラキラした生き方を楽しんでいる人は「あっち側」)と呼んでゲストに迎え、トークを繰り広げるもの。あの体型や元気な笑い声から「暗い」というイメージとは真逆に思える磯山だが、実は「こっち側」ということで登場した。

「芸能界にほとんど友達がいない」磯山が以前、「水卜さんとなら仲良くなれるかも」と思い、「一緒に焼肉を食べに行きましょう」と連絡先を聞いたものの、その後、誘う勇気が出ずに連絡しないままだったことが、番組ナレーションによって明かされた。

 なんでも、かなり以前に別番組のロケで共演した際に「焼肉の時はサラダや白米でお腹を満たしたくないから、お肉だけ食べたい」と水卜アナが話したことにシンパシーを感じたのが、「仲良くなれるかも」と思ったきっかけとのこと。

 連絡先を聞いただけで連絡できなかった磯山だが、ある年の「24時間テレビ」で水卜アナのTシャツ姿がピチピチだったことが話題になった翌年の「24時間テレビ」でのこと。水卜アナが前年の反省を生かしてか、ゆったりめのTシャツを着ていたのを見て、ようやく「Tシャツのサイズが良かったです。今年は」と、磯山から連絡したことを明かした。

 磯山が「私も気持ちが分かるんで、(Tシャツ着ると)ピチピチになっちゃうから。どうしても」と話すと、若林は「共通項めっちゃあるじゃないですか。『肉』と『Tシャツピチピチ』。似てるよね、感覚とか雰囲気とか、フォルムも。同じ型番だよね」。そんな形容に、磯山と水卜アナは揃って爆笑。シンクロするかのように目を細めて大口を開け、手を叩いて笑う2人の姿は、まさに若林の言う通り「同じ型番」だ。2人にはこれからも「ぽっちゃり道」を邁進してほしい。

 残念ながら「午前0時の森」は今春での打ち切りが決まっているとのことだが、なんなら磯山と水卜アナの食べ歩き番組をやってみてはどうだろう。で、是非とも一緒に焼肉を食べているところを、我々マニアに公開していただきたい。もちろんその時は、お揃いのピチピチTシャツを着てもらって、だ。

(堀江南)

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