リヨンがビジャレアルから元オランダ代表FWアルノー・ダンジュマ(26)のレンタル獲得に近づいているという。

2021-22シーズンのビジャレアルでチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出に貢献して注目度を上げたダンジュマ。しかし、翌22-23シーズン途中にレンタル移籍したトッテナムでインパクトを残せず、半年でスペインへ帰還する。

迎えた今季はトッテナム行き直前に加入をドタキャン(※1)したエバートンへレンタル移籍し、引き続きプレミアリーグ残留。ただ、ここまで公式戦18試合2得点、昨年10月以降はほとんど先発機会を与えられず、期待に応えられているとは言い難い。

(※1)2023年1月、ビジャレアルとエバートンがクラブ間合意し、ダンジュマはエバートンでメディカルチェック・メディア対応を済ませるも、契約成立寸前でオファーを出したトッテナムへ翻意し、エバートン行きが急遽破談した

フランス『フットメルカート』によると、現在リーグ・アンで2部リーグとの入替戦圏内である16位に沈む名門リヨンは、ダンジュマを買い取りオプション付きレンタル移籍で獲得すべくビジャレアルと交渉中。ドライローンとなる可能性も排除できないようだが、買取OP1500万ユーロ(約24億1000万円)で合意に近づいているという。

すでにダンジュマ本人とは合意、ビジャレアルとの交渉も合意に近づき、実質的に残すはエバートンの後釜確保のみ。そのエバートンもリヨンに対し、後釜確保の目処が立っていると連絡。まもなくレンタル打ち切りに同意するとみられている。

また、ダンジュマはかつてリヨンでエースとして活躍した同胞の先輩FWメンフィス・デパイ(現アトレティコ・マドリー)に相談した結果、リヨン行きで意志が固まったとされている。