俳優、モデルの上坂樹里(こうさか・じゅり)が、「エイベックス・マネジメントエージェンシー2024新春参拝&晴れ着お披露目会」(1月10日、東京・花園神社)に、生見愛瑠、大原優乃浅川梨奈、福山絢水、古田愛理、高石あかり、花音、平美乃理と出席した。

【写真】「いい意味で現代っぽくない古典的な柄、赤の色も少し渋かったり…」と赤い振り袖を選んだという上坂樹里

雑誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルを務めている他、2023年は地上波ドラマに3本出演し、その中でもドラマ「生理のおじさんとその娘」(2023年3月24日NHK総合)で難しい役どころを熱演したことが話題になった上坂。絵馬には「前進」と新年の抱負を書き、さらなる飛躍を誓った。インタビューでは、成人を迎えたこと、高校卒業、今後の俳優としての目標などを語ってもらった。

晴れ着お披露目会初参加で堂々とコメント

――初めての晴れ着お披露目会はいかがでしたか?

こういう振り袖会は初めてなんですけど、緊張もしつつも先輩方と一緒に出ることができて、晴れやかでうれしい気持ちでした。

――先輩方にも褒められていましたが、堂々とコメントしていましたね。

緊張はしていたんですけど…頑張りました(笑)。

――これまでに振り袖を着る機会は?

何度か振り袖のモデルをさせていただいた時に着させていただいたりしていたんですけど、こういう会で着ると全然気持ちなど違いました。

――赤い振り袖を選んだ理由はありますか?

普段から洋服とかも赤に目がいきやすくて、振り袖を着るとなっても華やかな赤に引かれたのと、いい意味で現代っぽくない古典的な柄だったり、赤の色も少し渋かったり、そういうところに引かれて、この着物を選びました。

■今春で高校卒業…「3年間でちょっと大人になれたのかな」

――もうすぐ高校卒業ですね

(3年間は)本当にあっという間で、いろんな出会いもありましたし、仕事と学業の両立は大変だったんですけど、無事にもうすぐ卒業できることへの周りの方に感謝もありますし、入学した時と比べると3年間でちょっと大人になれたのかなって思います。

――2023年7月の誕生日で18歳、成人になりました。

成人というとすごく大人のイメージでしたが、いざ自分がなってみると全然そんなことなくて、まだまだ子どもだなって思います。何かが変わるかなと思っていたんですけど…なくて(笑)。もっと急にグッと大人になるのかなって思ったんですけど、それをまだ感じてないので、1歩ずつすてきな大人になれるように頑張りたいです。

――お披露目会では「高校卒業して自立」ってコメントされていました。

一人暮らしも考えてはいるので、まだどうなるか分からないんですけど、実家でも(これからは)できることは(親に頼らず)自分でちゃんとやりたいなって思っています。

朝ドラヒロインは「今一番の夢」

――2023年は地上波ドラマに3本出演し、その中でもドラマ「生理のおじさんとその娘」での熱演が話題になりました。反響はいかがでしたか?

友達や知り合いが見てくれて、放送後に連絡をくれました。「ここ良かったよ」って言ってくれたり、そういう感想とか、あと友達にかかわらずSNSとかでも温かいコメントを頂いたりすると、良かったなって思いますし、うれしいです。

――今後は演技の仕事もどんどん増えていくと思いますが、以前インタビューさせていただいた時に「連続テレビ小説」(NHK総合ほか)のヒロインが目標と仰っていましたね。

はい、今の一番の夢です。やっぱり、朝ドラのヒロインって女優をやっていく中での、私的には目指すべき頂点だと思ってて、本当にこの世界に入ってから雲の上の存在というか、本当にキラキラしたものっていうイメージなんです。朝ドラって毎日放送されていて、私も朝ドラを見てから学校に行くっていう習慣ができていたので、その習慣の中に(ヒロインとなった)自分がいれたらどれだけ幸せかってすごく思うので、ヒロインになれるように頑張りたいです。

――晴れ着お披露目会で披露した絵馬には、今年の抱負として「前進」と書き、映画出演が目標と語っていました。

はい。映画出演はまだ経験がないので、今年は映画に出演することが一つの目標で、次のステージに前進できるようにという願いを込めて書きました。

――演じてみたい役はありますか?

普段、自分は静かで落ち着いた方なので、あえてすごくはっちゃけた明るい役とか挑戦してみたいなって思います。

――理想とする俳優像があれば教えてください。

自分の中でいつも大切にしていることは、「世界観に一人の人間として存在できるような女優になること」っていうのがあって、やっぱりその作品の世界観を壊してはいけないし、その役を通してそこにちゃんと存在できる、そんな女優になりたいです。

川崎大師と江島神社でおみくじが大吉

――今年のお正月はどんなことをして過ごしましたか?

初詣に家族と友達とも行って、川崎大師と江島神社に行ったんですけど、おみくじがどっちも大吉だったんです。仕事運に目が行くんですけど、「今まで努力していたことが周りに伝わって、それが報われる」という言葉が書いてあったので、「自分はこれからもいっぱい努力しよう!」と思いました。

――では、最後に読者へメッセージをお願いします。

2024年はいろんな作品に出て、いろんな役を演じて、たくさんの方に私を知っていただけたらと思います。今年もよろしくお願いします。

※高石あかりの高は正しくは「はしご高」

「エイベックス晴れ着撮影会」に初参加した上坂樹里にインタビュー/撮影:大野代樹