一人っ子は、兄弟姉妹が多い子供よりも幸福度が高いという。兄弟姉妹が多い子供のメンタルヘルスは、そうでない子供に比べ良くないことが新たな研究により判明した。

今回、アメリカと中国の中高生1万8000人を対象に調査を実施したところ、大家族の子供たちのメンタルヘルスは、家族が少ない子供たちに比べ悪化する結果に。幸福度に最も顕著な影響があったのは、1年以内に生まれた複数の子供がいる家庭だったという。

同研究を指導したオハイオ州立大学のダグ・ドーニー教授はこう話している。

「親のリソースをパイと考えた場合、一人っ子はパイを丸ごと頂けるということです」
「しかし兄弟姉妹が増えると、それぞれの子供に充てられる両親からのリソースや世話が減ることとなり、メンタルヘルスに影響を及ぼす可能性があります」