道玄坂のぼって左手の「未開発ゾーン」にビルが建ちます。

本体着工へ

三菱地所は2024年1月16日(火)、渋谷駅の「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」について、更地工事が終わって、いよいよ本体新築工事を着工すると発表しました。

場所は、京王井の頭線渋谷駅の駅ビル「渋谷マークシティ」の北側裏です。道玄坂を上がっていくと、左手にはだだっ広い駐車場や古い低層商業ビルがあり、駅前一等地にもかかわらず殺風景な空間となっていました。元々沿道には戦前以来の看板建築の商店が並ぶ、渋谷でも指折りの「残存昭和」だった地区。ここがいよいよポテンシャルを発揮していくことになります。

建設されるのは、地上30階(高さ155m)のオフィス棟と、地上11階(高さ60m)のホテル棟。オフィス棟の低層階には店舗が入ります。これらは井の頭線の駅に直結し、道玄坂上部と井の頭線をつなぐ新たなアクセスルートを形成します。

ホテルは「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮)」となる予定で、コンセプトは「遊び慣れた大人をターゲットにしたラグジュアリーブティックホテル」で、「"上質な渋谷のカオス"を堪能できる」としています。屋上にはプールやバーなどが展開される計画です。

マークシティに張り付くように建っていたビルも解体され、ハチ公広場寄りのように、マークシティ沿いに歩くことができるようになります。

竣工予定は2027年2月末。

渋谷マークシティ裏が大変化へ(画像:写真AC)。