コペルニク・ジャパンは、プラスチック廃棄物の課題理解およびその解決に関する取り組み促進のため、2023年3月から2024年5月まで全6回の予定でウェビナーシリーズを開催しています。

コペルニク・ウェビナーシリーズ2023-2024の概要はこちら>>https://bit.ly/3O8N6xT

コペルニク・ウェビナーシリーズが始まった背景はこちら>>https://bit.ly/3Cfb8So

本ウェビナーシリーズでは、Alliance to End Plastic Waste(廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス、以下AEPW)のプロジェクト紹介と日本の産官学の皆様をパネリストにお迎えし議論を行います。2022年からのウェビナーシリーズを合わせると、延べ1800人以上の方にご参加いただいています。

5回目の開催となる3月1日(金)のウェビナーでは、「資源循環の実現に向けたプラスチックリサイクル~廃棄物分別における人々の行動変容プログラム(アルゼンチンの事例)及び国内最先端分別技術が目指す循環型経済社会の構築~」のテーマの元、アルゼンチンの都市Olavarriaにて、独自の廃棄物管理プログラムにて行動変容による循環型都市の実現を進めたGIROプロジェクト、及びトムラソーティング株式会社の分別技術によるプラスチックリサイクルの取り組みを紹介します。

ウェビナー前半では、McKinsey & Companyから設立された米国の非営利団体Delterraによる廃棄物管理プログラムを導入したGIROプロジェクトをご紹介します。アルゼンチンの都市Olavarriaの住民120,000人を対象に、新たなゴミの分別・収集の習慣を根付かせ、リサイクル率の向上だけでなく、雇用創出やコスト面の利点においても成功を見据えています。

ウェビナー後半では、1972年からリサイクル事業を展開する、世界60か国に拠点を有するグローバル企業、トムラシステムズASAの日本法人、トムラソーティング株式会社が目指す循環型社会に向けた取組をご紹介します。特定の素材を高度なセンサー技術を用いて、高純度で選別を可能とする新型AUTOSORTをはじめとする技術サービスの展開により、見据える業界の展望を含めて、代表の河口昌伸様より詳しくお話しいただく予定です

セッションでは有識者をお招きしたパネルディスカッションを行い、専門的な知見を交えながら議論を行います。

皆様のご参加をお待ちしております。

【概要】

日時:2024年3月1日(金)13:00~15:00(日本時間)

会場:オンライン(Zoom

主催:一般社団法人コペルニク・ジャパン

協力:廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW)

言語:日本語

参加費:無料・要事前登録

対象者:プラスチック廃棄物の課題に関心がある、課題解決に向けて取り組みを行いたい、もしくは行っている民間企業、公的機関、学術団体等の皆様

参加申込:https://forms.gle/NLEFdU8r35Bvb9vj7

【第5回ウェビナー内容(敬称略)】

【インタビュー回答者(敬称略)】


Federico di Penta

Delterra ラテンアメリカ地域統括ディレクター


Martyn Tickner

AEPW テクニカルソリューションセンター長

【パネルディスカッション登壇者紹介(敬称略)】


岩崎 貴信(いわさき たかのぶ)

東京都環境局資源循環推進部計画課課長代理(資源ロス対策担当)

1992年東京都庁入庁、1997年から清掃局。「可燃ごみ・不燃ごみ」だけだった行政回収に、「週1回の資源回収日」を新たに設けることを担当。中野区清掃事務所(中野区のごみ・資源収集運搬)、経済産業省(資源有効利用促進法)、東京都環境公社(廃棄物分野の国際協力)、TOKYO2020大会組織委員会(競技会場等の清掃・廃棄物処理)。現在は「プラスチック資源循環に向けた革新的技術・ビジネス推進プロジェクト」を担当。


河口 昌伸(かわぐち まさのぶ)

トムラソーティング株式会社 代表取締役

2019年トムラソーティング株式会社入社。限りある資源の中で循環経済の実現を目指し、リサイクルおよび食品業界向けに光学選別ソリューションを日本市場に提供し、2023年は最高の売上と累計で400台を超えるシステムを導入。2020年から現職。トムラソーティングは光学式選別装置で世界トップシェアを誇るトムラシステムズASA(本社:ノルウェー・アスケル)の日本法人。トムラは世界初の廃棄物リサイクル赤外線センサーを開発し、センサーベースの選別技術を採用した装置を設計、製造。リサイクル分野では9,000台以上の導入実績を誇る。2022年総売上高は、約120億ノルウェークローネ、グループ全体の従業員数は5,000人。センサーによって廃棄の流れから高純度の材料を回収し、生産性と顧客の利益を最大化するソリューションを提供している。


塩田 真弓(しおた まゆみ)

テレビ東京 キャスター

「News モーニング・サテライト」キャスター。国内最大の経済ニュースアプリ「テレ東 BIZ 」では「モーサテプレミアム」にて『CFO参上』、世界や日本の社会課題を伝える『サステナブルってなに?』を企画。イーロン・マスク氏主催のコンペなどを取材した『衝撃!未来テクノロジー2030』で2018年放送高柳賞(優れた科学技術番組に贈られる賞)優秀賞を受賞。キッズドア、グラミン日本アドバイザリーボードメンバーも務める。


穴田 武秀(あなだ たけひで)

廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW) 日本・韓国 統括

東燃化学株式会社(当時エクソンモービルグループ)に入社、主に経営部門や化学部門に従事し、2007年からエクソンモービルシンガポールにてアジアにおける基礎化学品分野を統括。帰国後、2012年から、エクソンモービル・ジャパンの社長兼リード・カントリー・マネージャーに就任。その後、エクソンモービル中国およびタイでプロジェクトに従事し帰国、2020年末から現職。


中村 俊裕(なかむら としひろ)

コペルニク 共同創設者兼CEO

途上国の課題をより革新的、効果的に解決するため、2010年コペルニクを共同創設。それ以前は、国連に勤務し、東ティモールインドネシアシエラレオネニューヨークを拠点としてガバナンス改革、平和構築、モニタリング・評価、自然災害後の復興などに従事。マッキンゼー東京支社で経営コンサルタントも務めた。京都大学法学部卒業、英国ロンドン経済政治学院で比較政治学修士号取得。現在大阪大学大学院国際公共政策研究科招へい教授も兼務。

参加のお申し込み:https://forms.gle/WN3Njgzsvnh6GTCD9

GIROについて

GIROは、McKinsey & Companyから設立された米国の非営利団体Delterraによる廃棄物管理プログラムを、アルゼンチンのOlavarriaでオーストラリアのグローバル包装材メーカーであるAmcorと提携して導入を進めたプロジェクトです。GIROは「Gestion Integral de Residuos de Olavarria

(Olavarriaの総合的な廃棄物管理)」の略で、このプログラムは参加率の増加やリサイクル率の向上などの成功を収め、現在Olavarriaはラテンアメリカで高いプラスチック回収率を誇る都市の一つとなっています。GIROプログラムが市全体に展開された後、運営は自治体に引き渡される予定で、持続可能な廃棄物管理の実現を目指します。

ウェブサイト:https://delterra.org/our-programs/argentina/

AEPWについて

AEPWは、廃棄プラスチック問題を解決すべく発足した国際的な非営利団体です。その焦点はプロジェクトの実施及び廃棄物管理システムの開発や強化のための革新的なソリューションへの資金提供です。2022年6月時点で、AEPWは世界30カ国において50以上のプロジェクトをサポートしています。プラスチック廃棄物問題の解決には、それにかかわる全体の協力が必要な複雑な課題です。2019年以来、AEPWは政府、市民社会、起業家、コミュニティとともに、プラスチックの循環型経済の推進に向けて取り組むために、プラスチックのバリューチェーン全体で各業界リーダーによるグローバルネットワークを構築してきました。

ウェブサイト:https://endplasticwaste.org/japan

コペルニク・ジャパンについて

コペルニクはインドネシアに本部を置き、途上国の貧困問題に対して営利・非営利の双方から取り組む組織です。貧困層の課題を解決する革新的な技術や製品、サービスの開拓や実証実験、調査分析、普及促進などを通じ、常に新しい課題解決のアプローチに挑戦しています。コロナ禍の影響を受ける直近では、VR動画を活用して現場の臨場感を伝えるVR for SDGsプラットフォーム

https://vr4sdgs.org/jp/)を活用した社会・環境課題の理解促進にも注力しています。その日本法人であるコペルニク・ジャパンは、現地での知見やネットワークを活かし、日本企業への製品開発・市場調査・事業計画策定に係るアドバイザリーサービスや、CSRプロジェクトに関するパートナーシップ構築、公的機関との連携を担っています。

ウェブサイト:https://kopernik.info/jp

配信元企業:一般社団法人コペルニク・ジャパン

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