アトレティコ・マドリードが、ユヴェントスに所属するイタリア代表FWモイーズ・キーン獲得に近づいているようだ。18日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在23歳のキーンは2011年夏からユヴェントスの下部組織に在籍し、2016年11月にトップチームデビュー。2017-18シーズンはヴェローナへのレンタルを経験した。ユヴェントスに復帰した18-19シーズンはシーズン終盤に出場機会を得ると、2019年3月から4月にかけて6試合6ゴールの活躍を披露して一躍脚光を浴びた。

 その後、2019年夏に移籍金2750万ユーロ(当時レートで約33億円)+ボーナス最大250万ユーロ(当時レートで約3億円)でエヴァートンへと完全移籍すると、2020-21シーズンはパリ・サンジェルマンPSG)へと期限付き移籍し、公式戦41試合の出場で17ゴールをマークするなど活躍。そして、2021年夏に2年間の期限付き移籍でエヴァートンからユヴェントスに復帰を果たした。

 昨年7月にユヴェントスに完全移籍となったキーンだが、今シーズンはここまでセリエAで12試合に出場しているものの、ノーゴールに終わっている。そんな同選手にアトレティコ・マドリードが関心を寄せているという。

 報道によると、すでに両クラブはレンタル移籍で合意に達した模様で、来週中には正式発表される見込みになっているという。なお、買い取りオプションなどは付随しない今シーズン終了までとなるレンタル移籍になると見られている。

 また、ユヴェントスとの現行契約が2025年6月30日までとなっているキーンは、現時点では契約を延長しないものの、シーズン終了後に延長の可能性について話し合いが行われることにもなるようだ。

アトレティコ・マドリード移籍に近づいているキーン [写真]=Getty Images