信濃毎日新聞社(本社・長野市)は、2016年から鳥獣被害対策の一環でジビエペットフードの開発事業に取り組んでいる小諸市農林課との共催により、各分野の専門家を講師に招き、ジビエペットフードを取り巻く状況や解決すべき様々な課題、ペットの健康に果たす役割について考えるシンポジウムを開催します。行政や製造関係者、獣医師、バイヤーの方のほか、一般の方どなたでもご参加いただけます。来場特典として小諸市、信濃毎日新聞社の提供による「鹿肉ペットフード」「カイコ入り鹿肉ペットフード」をプレゼント。また、当日は商談用のスペースもご用意しています。ぜひご来場ください。

日時:2024年2月9日(金)13:00-17:30 ◎入場無料(申込不要/定員200名)

会場:信毎メディアガーデン(松本市中央2-20-2)※駐車場はありません

講演

1.日本のジビエ利活用の状況について

農林水産省 農村振興局 農村政策部 鳥獣対策・農村環境課 鳥獣対策室長 阿部尚人 氏

2.なぜ一般財団法人森から海へを設立したか

(一財)森から海へ/(一社)サーキュラコットンファクトリー 代表理事 渡邊智惠子 氏

3.鹿肉を原材料としたペットフード製造における課題

(株)ウエハラ ペットフード事業部 部長 西 雅彦 氏

4.鹿肉ペットフード取引の現状

(一社)ジビエペットフード協会 代表理事 高橋 潔 氏

5.犬の健康における野生鹿肉および蚕を用いたペットフードの可能性

東海大学総合農学研究所/どうぶつ医療相談所さつき 川原井 晋平 氏

6.マーモセットの生態に沿った食餌導入と健康管理の取り組み

新潟医療福祉大学 心理健康学科設置準備室 教授 山崎 由美子 氏

7.動物病院でのジビエペットフードの利用例

(株)FOR ALLONE動物病院グループ 代表取締役 獣医師 細川 範子 氏


開催の背景

鹿などの野生鳥獣肉(ジビエ)を利用したペットフードの需要が拡大しています。特に高タンパクで低脂肪な鹿肉はペットの健康を重視する飼い主の支持を集めており、2022年度に行われた農林水産省の調査によると、ペットフード向けに販売したジビエ肉重量は全国で664トン、16年度比で4.4倍と報告されています。特に長野県は78トンのペットフード向けジビエ肉を販売、22年度には食肉向けの販売量を上回りました。このように需要が高まっているジビエペットフードの可能性を探るため、2016年から鹿肉ペットフードの開発事業に取り組んでいる小諸市と、昆虫食事業「昆虫みらいプロジェクト」を推進している信濃毎日新聞社は、小諸市野生鳥獣商品化施設で生産された鹿肉と県内製糸所の蚕を使ったペットフードを共同で試作。ご当地ならではのペットフードの開発に取り組んでいます。


主催/信濃毎日新聞社、小諸佐久立科鳥獣被害防止総合対策協議会、小諸市
信濃毎日新聞社 ビジネス開発室 TEL026(236)3075(平日9:00-17:00)cocon@shinmai.co.jp

配信元企業:信濃毎日新聞株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ