株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、昨今高まりを見せる誘電エラストマ での課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師からなる「誘電エラストマ 」講座を開講いたします。

リサイクル可能な誘電エラストマ(DE)の開発と応用、本分野の第一人者が最新技術動向を丁寧に解説
本講座は、2024年01月31日開講を予定いたします。 詳細:https://andtech.co.jp/seminars/1ee959c8-db92-6b8e-bf4c-064fb9a95405

  • Live配信・WEBセミナー講習会 概要

テーマ:リサイクル可能な誘電エラストマ(DE)の開発と応用

~EV・軽量小型発電機・薄膜小型センサー・超パワースーツ・宇宙用途・水流・風力・波力等環境エネルギー・次世代通信(6G・テラヘルツ)及びDE半導体への応用展開について~

開催日時:2024年01月31日(水) 13:30-17:30

参 加 費:39,600円(税込) ※ 電子にて資料配布予定

U R L :https://andtech.co.jp/seminars/1ee959c8-db92-6b8e-bf4c-064fb9a95405

WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)

  • セミナー講習会内容構成

 ープログラム・講師ー

千葉科学研究所  代表 理学博士  千葉 正毅 氏 /(有)Wits 代表取締役社長 和氣 美紀夫 氏

  • 本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題

・誘電エラストマの最新知識(素材、電極及び駆動原理等)が得られ、今後の動向に関する情報も得られる。

・誘電エラストマの素材、電極等の性能向上のための修飾方法や作成方法が習得できる。

・各国が凌ぎを削って開発している重点開発アイテムに於いて、誘電エラストマを用いるとことで簡単に乗り越えられることが理解できる重要な知識。

・誘電エラストマの市場(既に製品化した事例を含む)等の知識が得られ、またそれらを自社で開発したい企業への支援体制等も知ることが可能。

  • 本セミナーの受講形式

 WEB会議ツールZoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。

 詳細は、お申し込み後お伝えいたします。

  • 株式会社AndTechについて

化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、

 幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。

 弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」

 「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。

 クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。

  https://andtech.co.jp/

  • 株式会社AndTech 技術講習会一覧

一流の講師のWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。

https://andtech.co.jp/seminars/search

  • 株式会社AndTech 書籍一覧

選りすぐりのテーマから、ニーズの高いものを選び、書籍を発行しております。

https://andtech.co.jp/books

  • 株式会社AndTech コンサルティングサービス

経験実績豊富な専門性の高い技術コンサルタントを派遣します。

https://andtech.co.jp/business-consulting

  • 本件に関するお問い合わせ

株式会社AndTech 広報PR担当 青木

メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)

  • 下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)

【講演主旨】

 近年、誘電エラストマの各種性能が大いに進展した要因として、誘電エラストマの主材(ポリマーやエラストマ)の研究が進み、どの様な素材が、どの用途に向くか設計/修飾が可能になりました。また液体金属を含む各種電極材料の選択、改良、又はそれらの粒形/針状形成等分散、選別、塗布技術等の向上に依るものです。一例として、シングルウォールCNT(SWCNT)を、遠心分離することに依り、より金属CNTの含有力が高まり、誘電エラストマの電極の導電性が飛躍的に高まりました。更に、各種アプリケーションに対して、どのポリマー・エラストマ素材とどの電極素材がベストな選択であるかも、ほぼ判明しています。

 例を挙げると、現在使用されているモーター等を含めた広義の意味でのアクチュエータの殆ど全てで置き換えが可能になりつつあります。昨年、僅か0.15gの誘電エラストマで、8kgの重りを、88msecのスピードで、1mm以上動かすことが出来ました。このことは、この誘電エラストマで、電気自動車を軽々駆動することも可能になります。電気自動車の最大の欠点である車重を、極端に軽くすることが可能で、車の走行距離を飛躍的に延ばし、かつ大型のトレーラー等にも、電動化することが近々可能になると思われます。それらに加え、誘電エラストマは、高電圧を利用するので、駆動効率がかなり高いのも利点の一つです。

 この誘電エラストマは、ロボット、パワースーツ、介護用機器、医療用等、用途は無限です。これらに加え、おむつの用のセンサーを始め、超柔軟性を有した各種高性能センサー(エラストマなので、ひとつのセンサーで、各種圧力変化に対して正確にセンシングできる)は、明日にでも、直ぐに商品化が出来る様になりました。既存のセンサーより高性能で、価格も安くかつ大きさがかなり小さくなりました。そのため、バーチャルリアリティーやロボット・各種機械等の遠隔操作用のセンサーとしても最適です。

 もちろん、誘電エラストマ発電機(DEG)の性能も飛躍的に伸びていますし、2次電池にも即充電可能です。発電の種類として、波、水流、排熱、太陽熱、風(洋上大型発電も含む)等を用いたDEGの実用化開発がかなり進んでいます。またハンディ型の2次電池付小型・軽量DEGも開発され、これも小型2次電池に簡単に充電できます。

 現在、ナノデバイスから宇宙までに、幅広い分野での開発が行われています。宇宙分野の開発例を挙げると、NASA等と火星探査ロボット(マーボット)の開発や、衛星のパラボラアンテナ等を正しい方向に向けるためのアクチュータ、火星の表面探査用無人小型飛行機の推進動力、方向舵やエルロン(エレベータを含む)等の開発も行っています。また宇宙服の軽量化のためのアクチュータやセンサーも開発の同時に行っています。

 上記で述べた誘電エラストマ主材(ポリマーやゴムを含む)の性能向上に関する研究の一例として、遠心分離された金属分が多いシングルウォールCNTを簡易スプレー化することに依り、誘電エラストマの電極を容易に、かつ正確に作成することが可能になりました。このスプレーは、用途が広がるミリ波帯での電波吸収効果が高く、益々普及が進む5G/6Gや、自動運転などで利用が進むミリ波レダーなどの誤作動防止に、大きな効果が期待されます。この技術を応用することで、障害物の影響や他システムからの干渉改善などを行うことが可能になります。設置場所により環境が変わり、それにより発生するような問題であっても、現場で対応が可能なことから、研究開発や製造現場以外でも、設置・保守・メンテンスや障害調査・対策など、幅広い場面で活用が可能な技術です。尚、この誘電エラストマは、半導体としても有望で、1nmも可能と思われます!

 最後に、重要なポイントであるが、誘電エラストマの素材や電極素材は、リサイクルして、再度製品化が可能である。

【講演のポイント】

リサイクル可能な、優れた誘電性エラストマ(アクチュータ、センサー及び発電機)の最新の状況や今後の展開が理解できる。

・上記で利用できる各種素材・電極等の構造や駆動方法等が理解できる。

・このセミナーを受ければ、上記素材・電極の修飾、合成及び製作方法等が理解できる。

・誘電エラストマの各種アプリケーションや市場等の知識が得られ、またそれらを自社で開発したい企業への強力な支援体制等も知ることが可能。

 ~>受講者の会社の製品を向上する大きなチャンスが生まれる。

【プログラム】

1.人工筋肉型アクチュエータについて 

 1.1.エレクトロアクティブポリマー(EAP)概論

 1.2.イオン、磁気、空気、液晶、光等を利用したエレクトロアクティブポリマーとその特徴

 1.3.電気を利用する各種エレクトロアクティブポリマーとその特徴

 1.4.人工筋肉としての誘電エラストマの開発の歴史

 1.5.誘電エラストマと従来型のエレクトロアクティブポリマーとの比較

   ・誘電エラストマが何故筋肉の様に駆動可能か、最近開発された式等を用いて説明

 1.6 誘電エラストマの素材例

   ・誘電エラストマの電極(金属薄膜、カーボングリス、カーボンブラック、カーボンナノチューブ・CNT、液体金属等)

   ・特に誘電エラストマにCNTを用いた場合との比較!

   ・誘電エラストマに向くCNT @SWCNTは、毒性はない!

   ・金属CNTの製造法

   ・優れた柔軟性と高伝導性を有しかつ透明なCNT誘電エラストマの解説

   ・誘電エラストマ用のポリマー/エラストマとそれらの修飾方法(SSカーブや粘弾性試験の導入も含む)

   ・温度特性、もれ電流、寿命、効率、ヒステリシス等の解説

 1.7 CNT電極技術の応用 

   ・高導電性で、大きな伸び縮みが可能な導電性材料(フレキシブルPCB、導電性パッキンなどへの応用)

     @各種素材へCNT電極を簡易に作成する、最新缶スプレー塗布の実演をビデオで紹介。

   ・GHz帯からミリ波まで、幅広い周波数帯で威力を発揮するCNTスプレーの電波吸収効果

    (シート型、塗布型電波吸収素材への応用)

   ・準ミリ波、ミリ波(28GHz,75GHz)の電波吸収実験結果

   ・ヒーターとしても使えるCNTスプレー

 1.8 日本および海外の研究開発動向

2 誘電エラストマ・アクチュエータの現状と近未来 

 2.1.アクチュエータの動作原理、外力に対してのエラストマ素材等の挙動の最新解説(SSカーブ、粘弾性特性や最新の式を用いた解説を

含む)、電極のアノマリー、最新の製作法や使用時のポイント

 2.2.誘電エラストマ・アクチュエータの各種応用例

  ・ポンプ、モーター、スイッチ、バイブレータ等への応用(面白い応用例として、信号機や屋根、高層タワー等の雪降ろしシステム)

  ・スマートマテリアル等への応用(マイクロ工場への応用等を含む)

  ・指向性を有したスピーカ、ソナー、ノイズリダクション・システム等への応用

  ・上記技術を応用した各種医療用デバイス(脳内血管用カテ―テル、内視鏡システム、施術ロボットの駆動を呼び制御や義手・義足を含

む)の開発状況

  ・超高出力アクチュエータへの挑戦

  ・各種ロボット(指の駆動を含む)、リハビリ等を含む各種介護機器、パワースーツ、

   電気自動車・バイクや車椅子等の駆動用モーター等の開発状況

   @車への応用(特に電気自動車用):各種用途の詳しい解説および重さに対する出力、効率や発売時期等の解説:

    ※0.15gの誘電エラストマで、8kgを持上げる最新のDEAのデモビデオ公開 ―>僅かな伸びを大きく増幅させる技術も開発

  ・地震から建物を守る誘電エラストマ

  ・宇宙への挑戦

   @NASAと動きやすく軽量の宇宙服の開発やNASA/JAXAの風洞利用した火星探査艇の誘電エラストマによる制御

   (推進力、エレベータや方向舵を含む)や人工衛星アンテナや太陽電池パネルの制御等の共同実験の最新情報紹介。

  ・素材等(新しい素材を含む)の利用や今後の改善点

 2.3. 誘電エラストマ・アクチュエータの無線・光ケーブ等の通信への応用

  ・周波数可変アンテナ及びフィルターへの応用

  ・ビームフォーミングへの応用

   ~>例:光ケーブル用シフターへの応用

3.誘電エラストマのセンサーへの応用と市場 

  ・原理・特徴及び求められる素材・特性と構造

  ・医療、スポーツ、ロボット(手術ロボットを含む)、車載及びロボット用センサーやゲーム機バーチャルリアリティーを含む)等への応用

  ・誘電エラストマ技術を応用した水分センサーや超薄型・小型センサー等の性能紹介

    ~>直ぐに市場に出せる、幅広い測定範囲を有した小型薄膜圧力センサー、超フレキシブルセンサーの紹介と既存センサーとの比較

4. 高効率人工筋肉発電システムへの応用 

 4.1.発電システムの動作原理と今後

 4.2.誘電エラストマ発電システムとその応用例

  ・小型発電システムとワイヤレスシステムなどへの応用

   (医療機器への応用も含む)

     ~>2次電池に簡単に充電できるハンディ型発電機の紹介を含む。

  ・ウエアラブル発電システム (医療機器への応用も含む)

  ・車載用発電機(特に電気自動車用) @車は誘電エラストマ発電の利用の宝庫!

     ~>振動等を利用できるため、道路、タワー、橋等にも設置可能

 4.3. IoT時代の通信システムとの相性が良い、リニュアブルエネルギーを用いた発電

  ・波力発電、海流及び風力発電システムと水産業などへの応用

    @海洋風力発電や回転翼を持たない新しい風力発電への挑戦

    @既存の風力発電では、拾えない小さな風でも発電が可能なため、既存システムの発電力向上のためのハイブリットも可能!!

    @既存の太陽光発電では、曇りの日等には発電できないが、誘電エラストマでは可能

  ・JAXAJAMSTEC等との風力発電のシミュレーション共同実験の最新情報紹介。

  ・小さな小川等でのマイクロ水力発電システムと一次産業への応用(地産地消の勧め)

  ・廃熱や太陽熱を利用した発電システムへの応用

    ~>低い温度(体温程)からも発電が可能!

  ・誘電エラストマ発電システムの今後の改善点及び将来

4.4. 誘電エラストマを持ちいた半導体及び1mn以下の半導体の設計が可能(既にパテント出願済み)。

5. 誘電エラストマの今後の展開

  ・誘電エラストマの今後の展開及び纏め

  ・誘電エラストマを今後自社で研究・開発をしたい企業・研究機関への支援

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以 上

配信元企業:株式会社AndTech

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ