カニエ・ウェストが自身のSNSでメタリックな義歯を装着した口元を披露した。チタン製の義歯はカニエがデザインしたもので、価格は約1億2600万円と報じられた。しかし、この写真を見た人々はSNSで「ガムの包装紙みたい」「明らかにアルミホイルだ」などとコメントしている。

カニエ・ウェストが現地時間17日、自身のInstagramストーリーで金属製の義歯を装着した姿を公開した。

披露した写真で、カニエが口を大きく開き、銀色に輝く義歯を見せている。髭を生やした口元がアップで写され、首にはパールの2連ネックレスを着けているのが見える。

次の投稿では、映画『007/私を愛したスパイ』(1977年)に登場する悪役キャラクター“ジョーズ”が鋼鉄で覆われた歯を見せる写真を共有した。そして最後には、カニエが装着していた義歯の全体像を見せている。

英メディア『Daily Mail Online』の情報筋によると、新たな義歯はカニエ自身がデザインしたもので、その価格はダイヤモンドよりも高いと明かしている。

さらに同メディアは、カニエのためにカスタムメイドされた義歯の総費用は85万ドル(約1億2600万円)になると噂されていることを伝えた。

カニエの義歯は、米ロサンゼルスのビバリーヒルズに拠点を持つトーマス・コネリー歯科医師が、林直樹歯科技工士の協力のもと装着したそうだ。

コネリー医師は多くの著名人を顧客に持つ歯科界の先駆者として知られ、米誌『Rolling Stone』では“ダイヤモンド歯科の父”と呼ばれている。

そんなコネリー医師は同メディアの取材に応じ、カニエがデザインしたチタン製の義歯について、このように述べた。

「独自のアートをデザインする彼のビジョンは、歯科医療の進歩を超越したものです。彼のビジョンと歯科科学の融合が、新たなルックを作り出したのです。素晴らしい!」

なお同メディアは、カニエがすべての歯を抜歯し、チタン製の義歯に入れ替えたと伝えていた。するとコネリー医師が米音楽メディア『Complex Music』の取材に応じ、カニエが抜歯していないと伝えたのだ。

同メディアの公式Instagramによると、コネリー医師は「彼は歯を抜いていません。彼の歯列は今も完全であり、健康で幸せですよ」と語ったそうだ。

さらに投稿では、「別の情報筋によると、カニエの義歯はチタンパラジウムプラチナやその他の貴金属で作られたもので、医師とともに設計したグリル(歯につけるアクセサリー)を歯に固定する、固定式補綴(ほてつ)と呼ぶ処置を受けた」と付け加えた。

カニエの新たな義歯を見た人々はあまり感心しなかったようで、SNSでこのような意見が飛び交った。

これはひどい!」
「まるでガムの包装紙みたい。子どもの頃、あのようにして遊んだよ。」
「冗談だと思う。明らかにアルミホイルだよ。来週には、また歯を見せてくれるだろう。」
「彼は義歯の下に、自分の歯をキープしてるに違いない。」

カニエは2010年に米トーク番組『エレンの部屋』にゲスト出演した際、ダイヤモンドとゴールドの義歯を入れた姿を披露した。

司会者のエレン・デジェネレスが「それは、歯の上にはめているだけ?」と聞くと、カニエは「ノー。これは、なんというか、下の歯を入れ替えたみたいなもんだ」と答えていた。

カニエは実際に歯を抜いたのか否かについては、現在のところは不明だ。

今回の報道を受け、カニエの代理人は現地時間18日、米メディア『TODAY』の取材に応じ、カニエが最近、コネリー医師によって「チタン製義歯を装着した」と認めた。

カニエに近い情報筋は同メディアに対し、義歯は金属製の“固定式補綴”であると述べ、このように説明した。

「その名の通り固定式で永久的であり、ベニアやグリルをはるかに超えるものです。彼の特別な義歯は、これまでに行われたものとは全く異なるものです。」

画像2~5枚目は『Ye 2024年1月17日付Instagram』『Complex Music 2024年1月18日付Instagram「Kanye DOES in fact still have teeth.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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