19日、アジアカップ2023グループD第2節のイラク代表vs日本代表がエデュケーション・シティ・スタジアムで行われ、2-1でイラクが勝利。グループステージ突破を決めた。日本は第3節のインドネシア代表戦に突破を懸けて戦うこととなる。

初戦のベトナム代表戦で勝利した日本と、インドネシア代表戦で勝利したイラクの一戦。共に勝利すればグループステージ突破が決定する大事な一戦となる。

日本は初戦のベトナム戦から中村敬斗(スタッド・ランス)と細谷真大(柏レイソル)が外れ、久保建英(レアル・ソシエダ)、浅野拓磨(ボーフム)がスタメンに名を連ねた。

イラクは2007年のアジアカップで優勝しており、中東諸国が出場するガルフカップでは2023年に35年ぶりの優勝を果たしている中東王者でもある。

イラクキックオフの流れからいきなりロングボールを蹴り込みラインを押し上げることに。ボックス内でボールを繋ぐが、オフサイドとなる。

5バックという見方もあった中、イラクは4バックでプレー。2分には左サイドからのクロスからチャンスを迎えたが、GK鈴木彩艶が前に出てパンチングで凌いでいく。

チケットが完売しているという試合。日本がボールを持てば爆音でのブーイングが鳴り響く完全アウェイという雰囲気が作られている。4分には南野のパスミスを拾ったアリ・ジャシム・エライビが左足でミドルを放つがGK鈴木がパンチングで凌いでいく。

すると5分、クロスをヘディングで繋いで左サイドに流れるとボックス左からのジャシムのクロスをGK鈴木がパンチング。しかし、このボールをアイメン・フセインがヘッドで合わせてイラクが先制する。

立ち上がりに勢いを持って攻め込んできたイラクにそのまま押し切られてしまった日本。14分には人数をかけて攻めると、ボックス内での久保のキープから左サイドに流れた伊藤洋輝がクロス性のシュートも精度を欠いてしまう。

徐々に日本はスピードアップ。18分にはボックス右のスペースでパスを受けた伊東が相手DFを切り返して振り切ると、ファーサイドへクロス。ボックス内左で伊藤が拾ってクロスもGKがキャッチする。

22分にはCKからチャンス。久保のクロスをニアでフリック。守田が粘って繋いで最後は遠藤航がボレーも、難しい体勢でのシュートは枠を外れていく。

26分にもチャンス。南野、久保と繋ぎ右の伊東に展開。伊東は高速クロスを送るが、飛び込んだ浅野には僅かに合わずGKがパンチングする。

サイドを使って攻撃していく日本。35分には遠藤の大きな展開から左で伊藤がキープ。南野がクロスを上げると伊東がヘディングで合わせにいくが、対応されてしまう。

日本はその後も攻め込んでいったが、最後までゴールは割れず。すると前半アディショナルタイムにカウンターを仕掛けられると、アハメド・ヤヒヤ・アル・ハッジャージのクロスをアイメンに再びヘッドで決められイラクに2点目を許すことに。前半はイラクに2点のリードを許して後半に向かうこととなった。

思わぬ2点ビハインドとなった日本。後半からは谷口彰悟(アル・ラーヤン)を下げて冨安健洋(アーセナル)を投入。また、伊東が左、久保が右、南野が中央にポジションを変えて臨むこととなった。また、イラクは2ゴールのアイメンを下げる采配を見せている。

51分には右サイドでFKを獲得した日本。久保がクロスを入れると、クリアボールを伊藤がダイレクトで左足ボレー。しかし、これは枠を捉えられない。

すると54分には大ピンチ。7がカウンターで抜け出すと、そのままボックス内に入るが菅原が対応しシュートを打たせず。GK鈴木も前に出てコースを塞いで事無きを得た。

ピンチを凌いだ日本は56分にビッグチャンス。左に回っていた伊藤がスルーパスに抜け出すと、グラウンダーのクロス。浅野が合わせにいくが、後方からレビン・カリーブ・スラカに倒され日本にPKが与えられる。しかし、これはVARが介入しオン・フィールド・レビュー。主審はPKのジャッジを取り消すこととした。

ゴールが遠い日本は久保と浅野を下げて、堂安律上田綺世を投入して前線を活性化していく。

70分には冨安が積極的に持ち出し、菅原、南野とつなぐが、ボックス内からのクロスはクリアで対応されてしまう。82分には左サイドで伊藤と旗手がワンツーで崩しクロスを堂安がヘッドもミートせず。苦しい戦いが続いていく。

83分には右サイドを南野が突破。鋭いクロスを走り込んだ前田がヘッドで合わせるが、ミートできず枠を外れていく。

イラクは防戦が続くが、87分には後方への一本のパスでアハメド・ヤヒヤ・アル・ハッジャージに繋ぎシューを打つなど、前掛かりになる日本の裏を突いていく形を見せていく。

日本は90分にCKを獲得。菅原のクロスを冨安がボックス中央でヘッドも枠の左に外れていく。

苦しい日本だが後半アディショナルタイムは8分。するとアディショナルタイム3分に左CKを獲得すると旗手のクロスを遠藤がヘッドで合わせて1点を返す。

これで勢いに乗る日本、イラクは足が止まりギリギリの対応を続けるとアディショナルタイム6分には右CKからのクロスがbっくす内で混戦となると、堂安がシュートも枠を外してしまう。




イラク代表 2-1 日本代表
イラク
アイメン・フセイン(5分、45+4分)
【日本】
遠藤航(90+3分)