カーブミラー

冬の朝、車を運転して、いつもの裏道から大通りに出ようと思ったら、カーブミラーが結露で全く見えない…。

 

■寒い日はカーブミラーが結露して見づらい

Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女968名を対象に実施した調査では、全体で55.4%の人が「寒い日にカーブミラーが結露して見づらく困ったことがある」と回答した。

カーブミラー

なお男女別に見ると、男性は60.3%、女性は50.6%という結果になっている。

 

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■結露して見えなさそうな日は怖くて迂回

編集部が話しを聞いた40代の男性は、「脇道から大通りに出る際に、カーブの手前の見通しの悪い道があって、カーブミラーがないと往来が見えにくい場所があるのですが、冬の早朝はいつも結露しているので、怖くて迂回することが多いです」と述べた。

かなり鼻先を出さないと目視しにくいにも関わらず、相手は結構なスピードで飛ばしてくるような道だそうで、ミラーが見えそうにない寒い日や雨風が強い日には通らないようにしているという。

 

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■カーブミラーは見通しの悪場所に設置される

カーブミラーの結露についてネット上を見てみると、「朝露で、カーブミラーが見えません」「カーブミラーに結露がひどく、全く見えません」などの声が各自治体等へ寄せられているのがわかる。自治体では個々にそういった声に応えているようだ。

そもそも、カーブミラーが設置されているのは見通しが悪く、実際に事故が起きているような場所だ。そういった背景を踏まえて、いつでも停止できるよう慎重に走行すべきなのだが、優先方向を走っている車がそのたびにスピードを落としているのを見かけることは少ない気がする。

 

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■いつも以上に慎重に周囲の状況を確認して

カーブミラーを製作しているメーカーでは、蓄熱材を利用したり、鏡面に特殊な加工を施したりして曇りにくいミラーを商品化しているようだが、採用するかどうかは自治体判断によるため、なかなか改善されない場所もあるかもしれない。

朝の冷え込みが続くこの季節、車を運転する際は、カーブミラーが結露や曇りによって見づらいせいで思わぬ事故に繋がらぬよう、いつも以上に慎重に周囲の状況を確認したほうが良さそうだ。

約半数が冬場に感じるカーブミラーへの悩み 「見えないと怖いので迂回することも…」