ポテトチップスやポップコーンは、シンプルな塩味もいいが、フレーバーの付いたものが大好きという人も多い。そして常に新しい味を求める人もいれば、気に入った味をずっと愛し続ける一途な人も…。
このたび、スコットランドのあるスナック・メーカーから面白い話題が飛び出した。『Ground News』『 SKY NEWS』などが報じている。
■カラフルなパッケージも有名
話題になっているのは、スコットランドのエロルに本拠地を置く、スナック菓子の有名メーカーであるTAYLORS SNACKS（テイラーズ・スナックス）社だ。カラフルなパッケージで、色ごとにさまざまなフレーバーを提供してきた。
そんななか、少し前にエディンバラに暮らすグレースさんという少女（10）から、「あのフレーバーのポテトチップスを、どうしてもまた食べたいです」というメールが舞い込んだという。
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■伝統料理のフレーバー
グレースさんは、期間限定の「ハギス＆ブラックペパー風味」というポテトチップスのとりこになっていた。ハギスは、羊の心臓や肺、肝臓、腎臓などをゆでてミンチにし、胃袋に詰めて蒸したスコットランドの伝統料理だ。
「期間限定は残念すぎる」というメールや電話が、じつは複数の顧客から寄せられていたため、同社はその商品を再び生産することにしたという。
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■かわいらしい便箋に直筆で
なかでもグレースさんは、かわいらしい便箋を使い、なんとジェームズ・テイラー社長に直筆で訴えていた。
いかに自分たち家族がポテトチップスを愛しているかを説明し、「1年中あの味を食べたいです。この願いが叶わなかったら、私はとても悲しむことでしょう」とつづり、悲しそうな絵文字も添えた。
そんなグレースさんからの手紙に感動したテイラー社長は、グレースさんにあるプレゼントをしようと考えたのだった。
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■お礼にポテトチップス1年分を
テイラー社長の計らいで、テイラーズ・スナックス社のポテトチップス1年分がグレースさんに贈られた。座席をポテトチップス入り段ボールの箱で埋め尽くしたタクシーが到着すると、グレースさんは飛び上がって万歳のポーズをしてみせたという。
また「エロルにある私たちのスナック工場を見学してみませんか？」という案内もあり、グレースさんは家族とともに工場を訪れる日を楽しみにしている。
テイラーズ・スナックス社は普段から、幼い顧客の熱心な要望は実際にセールスに直結する可能性が高く、届けられた意見を大切にしたいと考えているという。
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