1984年に開館した有楽町朝日ホールの40周年記念として
4月にオペラショウ「ラ・ボエーム」(訳詞日本語上演)を上演します。

● 作品について

オペラ「ラ・ボエーム」の作曲は、2024年に没後100年を迎えるジャコモ・プッチーニイタリア1858~1924)。古典的な音楽手法から、身近で現実的な物語を普通の語り口で音楽にするという「現実的オペラ」(ヴェリズモ・オペラ)を確立した作曲家として知られています。「蝶々夫人」「トスカ」「トゥーランドット」と並んで「ラ・ボエーム」は世界の歌劇場で最も上演機会の多い人気作品です。

オペラショウ「ラ・ボエーム」の取り組み

オペラショウとは、オペラ季節館(代表:伊勢谷 宣仁)が創立時から称している音楽劇の様式です。

正歌劇より、舞台全体をミュージカル的にショーアップした作品を指します。

オペラショウ「ラ・ボエーム」は2022年12月に八ヶ岳音楽堂にて世界初演をおこない、大きな反響を呼びました。

今回は、中劇場向けに新たに二次創作作品として創り上げます。

・ 作品の髄を集約し二部構成(上演時間:約120分・休憩含)

・ 主要キャストは6人

・ 合唱部をコーラス・ユニットとし、舞踊を兼任

・ 音楽のポップアップ

オペラショウ「ラ・ボエーム」の梗概

1830~40年頃のパリが舞台。原作はフランスの詩人H.ミュルジュの「ボヘミアンの生活」。

当時のフランスにおいてはセザンヌもルノワールもまだ若く無名。一方、リストやショパンがパリで演奏し

絶大な人気をほこっていた。

今でこそ輝かしいパリの芸術家は、当時大成を目指して、日々しのぎを削っていた。

そんな時代、貧乏で家賃も払えない若い芸術家は夢を求めて日々難儀。

それでも、愛に溢れた過激な時を過ごしていた。

これはそんな時代の芸術家の生き様がテーマ。

愛して、別れて、それでもまた会いたくて!

~恋人たちのオペラショウ。

● ダブルソリスト

鸞翔鳳集の歌手陣が集います。

今回のオペラショウ「ラ・ボエーム」で、刺繍家:ミミと詩人:ロドルフォをつとめるダブルソリストをご紹介します。

 

ミミ/西谷衣代:

東京芸大声楽科・同大学院修了。学生時代から天与の美声と謳われ、「夏の思い出」等の作曲で知られる故中田喜直を記念したコンクールで第1位、大賞を受賞するなどオペラフェアリーと称される。2022年の八ヶ岳音楽堂初のオペラでも同役を熱演、喝采を浴びる。

ロドルフォ/中島康晴:

父母とも声楽家。父は発声指導の大家。伝説的テノールモナコに魅せられ早くから英才的指導を受け、東京芸大声楽科・同大学院へ。 安宅賞、松田トシ賞、アカンサス音楽賞、NTTドコモ賞等を受賞。また第31回イタリア声楽コンコルソミラノ大賞第1位、大賞、サンレモ国際コンクール第2位等々国際的な評価を得て、世界最高峰のオペラハウス・ミラノスカラ座で「ラ・ボエーム」のロドルフォを演じるなど日本人オペラ歌手として幾多の国際舞台に立つなど無双のテノールとして絶大な評価を得る。

ミミ/山崎陶子:

田園調布雙葉高校を経て、 音楽大学を目指すも東京大学文学部卒業。 武蔵野音楽大学大学院声楽科を首席にて修了。第 21 回大阪国際音楽コンクール第1位ならび に音楽現代賞受賞。 第14回イタリアコンコル ソ Musica Arte 金賞受賞。早くから才女ぶりを発揮し、このところ舞台でオーラを発散し頭角を表すソプラノ。中島康晴とは本年2月に「椿姫」でタッグを組む。

ロドルフォ/上本訓久:

洗足学園音楽大学、同大学大学院を共に首席で修了。イタリアナポリに渡り、国立サレルノG.マルトゥッチ音楽院に入学研鑽し、カンピ・フレグレイ国際声楽コンクールで第1位を獲得し、一躍勇名を馳せる。NHK番組、「謎缶」「アルクメデス」「お好みワイド」に出演するなど焔燃ゆの声映えで活躍。

● 演奏

永野光太郎を中心とした「光太郎&サウンドX」が担当します。グランドピアノ2台に加え、七弦ギター、エレキ・ベース、シンセドラム、Pcミュージックを導入するなど作品全体をポップアップします。オペラ「ラ・ボエーム」の名アリアである「私の名はミミ」「冷たき手」などにも、随所に音楽的スウィング感を施します。

ピアノ/永野光太郎

八王子市出身。両親とも作曲家の環境で育ち、ダン・タイソンを師にピアノを学ぶ。台湾国ショパンコンクールオーストラリア国際ショパンコンクールで共に1位。第16回ショパン生誕200年記念ピアノコンクールでディプロマ賞を獲得する他、複数の国際コンクールで上位入賞し、世界各国で演奏。自らチェンバロを12台製作し、演奏活動も実施。音のダイナミズム、強弱表現は圧巻。

オペラ季節館

沢山のオペラ創りを担ってきた伊勢谷宣仁のデビュー作、オペラショウ「オズの魔法使い」(三越劇場)公演で創設。既存のオペラよりショウアップした舞台を通し、朝日新聞社やコカコーラ社等々の主催で多数の作品を国内外で公演。またオペラショウのみならず、野村万作・萬斎の狂言公演も永年手がける他、文化事業を通した地方創生にも力を尽くしている。声楽家、器楽演奏家、ダンサーで構成。町田市拠点。代表:伊勢谷宣仁(演出・作曲作品多数)アートコーディネーター、昭和音楽大学・同大学院教授を歴任。

  • 公演概要

【公演名】 有楽町朝日ホール開館40周年記念 オペラショウ「ラ・ボエーム」(訳詞日本語上演)

【日程】 

2024年

4月2日(火)19:00

4月3日(水)19:00 

4月4日(木)14:00/19:00 

4月5日(金)14:00/19:00 

※上演時間:約120分(休憩含)

【会場】 有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F) 

【出演】 ダブルキャスト

《 衣代グループ 》 ※4/2(火)19:00、4/4(木)14:00、4/5(金)19:00

ミミ:西谷衣代

ロドルフォ:中島康晴

ショナール:星野 淳

マルチェロ:大坪義典

リーネ:龍 進一郎

ムゼッタ:大西恵代

 

《 陶子グループ 》 ※4/3(水)19:00、4/4(木)19:00、4/5(金)14:00

ミミ:山崎陶子

ロドルフォ:上本訓久

ショナール:本岩孝之

マルチェロ:大山大輔

リーネ:女屋哲郎

ムゼッタ:栗原未和

 

◆ 演奏:光太郎&サウンドX

ピアノ:永野光太郎、堀家徳子

ヴァイオリン:柿田綾子、七弦ギター:太田希、シンセパーカッション:菊池悠平、エレキベース:齋藤ちひろ

 

◆ 舞踊・合唱:パッソ「粋」

荒木薫、阿久津高広、高野史郎、高橋由衣子、尋木菜々

◆ 訳詞・美術・演出:伊勢谷宣仁 ◆ ライティング・デザイナー:山口博史 ◆ ステージ・マスター:村井重樹

◆ 振付:荒木薫 ◆ 舞台・衣装:オペラ季節館 ◆ コーディネーター:飯塚俊哉

【主催】 朝日新聞社/有楽町朝日ホール/オペラ季節館

【協力】 サンライズプロモーション東京/(一社)東京芸術院

【問い合わせ】サンライズプロモーション東京:0570-00-3337

(平日12:00~15:00)

【チケット料金】全席指定:6,800円(税込)※未就学児入場不可

【チケット一般発売日】2024年1月20日(土) 10:00~

【公式サイト】 https://www.asahi-hall.jp/yurakucho/concert/#05

配信元企業:株式会社サンライズプロモーション東京

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