バイエルンが、今冬の移籍市場での右サイドバック(SB)補強に向けた動きを強めているようだ。19日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 昨シーズンはドルトムントとの熾烈な優勝争いを制し、前人未到のブンデスリーガ11連覇を達成したバイエルン。今シーズンもここまでリーグ戦16試合を終えて13勝2分1敗で好調を維持しているものの、首位のレヴァークーゼンを「4」ポイント差で追う展開となっている。

 そんななか、チームを率いるトーマス・トゥヘル監督やクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)はかねてから右SBの選手層を不安視しており、今冬の移籍市場で同ポジションの補強に乗り出したいと考えている模様。今回の報道によると、バイエルンは依然として、パリ・サンジェルマンPSG)に所属するフランス代表DFノルディ・ムキエレに関心を示しており、PSGに対して買取りオプション付きのレンタル移籍での獲得を打診しているという。しかし、PSG側は買取り義務を伴ったレンタル移籍を希望しており、未だ合意には至っていないようだ。

 このような状況もあって、バイエルンはムキエレ獲得失敗に備えて“プランB”を準備しているとのことで、ニューカッスルに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーをリストアップしているという。同メディアによると、バイエルンは同選手をレンタル移籍で獲得することを望んでいるようだが、果たして、右SBの補強を目指すバイエルンはどの選手を獲得するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

バイエルンから関心を寄せられているトリッピアー [写真]=Getty Images