インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシベンフィカの同代表MFアンヘル・ディ・マリアがパリ・オリンピック出場を希望しているようだ。『DSports』が報じた。

2022年末にはアルゼンチン代表の一員として悲願のワールドカップ制覇を成し遂げたメッシディ・マリア。それぞれ36歳と35歳であることからキャリア晩年をどう過ごすのかにも注目が集まる中、ディ・マリアは昨年11月に自身のインスタグラムで「コパ・アメリカが、僕がアルゼンチンユニフォームを着る最後の機会になるだろう」と今夏の代表引退を表明していた。

しかし、2人はU-23アルゼンチン代表がパリ・オリンピックの出場権を獲得した場合、フランスプレーすることを望んでいるとのこと。アルゼンチンサッカー協会(AFA)も2人の夢を実現させるべくすでに動いているようで、フル代表の活動にU-23代表やU-20代表の一部選手たちを参加させ、メッシディ・マリアとの融合を計画しているようだ。

また、U-23代表チームを率いるハビエル・マスチェラーノ監督も数日前にこの件についてコメント。パリ・オリンピック出場が叶った場合、フル代表のリオネル・スカローニ監督にチームの指揮をとり、マスチェラーノ監督がアシスタントコーチングスタッフに回るという案も出ているようで、メッシディ・マリアのパリ・オリンピック出場の可能性も同時に明らかにしている。

「スカローニがオリンピックU-23チームの監督になれるといいね。その可能性もある。アンヘル・ディ・マリアリオネル・メッシのような選手は、オリンピックプレーするかどうかを選択するチャンスを得ている。フィデオ(ディ・マリア)にとっては、代表に別れを告げる良い機会になるだろう」

なお、コパ・アメリカ6月20日から7月14日まで行われ、パリ・オリンピックのサッカー競技7月24日から8月10日まで開催。アメリカでプレーしているメッシはシーズン途中の大会参加となるが、パリ・オリンピック出場によるクラブへの影響は、1試合の欠場のみにとどまるようだ。

2008年の北京オリンピックではマスチェラーノ氏とともに金メダルを獲得したメッシディ・マリアだが、今度はフランスの地で共に優勝を目指すことになるのだろうか。