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北陸は、今日21日(日)は広く雨で、能登では土砂災害の危険度が高まっている所も。23日(火)から25日(木)頃にかけて、強い寒気が南下。平地も含めて、大雪のおそれ。家屋の倒壊などにご注意を。

広く雨 土砂災害の危険度高まる

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今日21日(日)は、本州の南岸を低気圧が発達しながら東へと進みます。北陸は各地で雨が降り、雨脚が強まることもあるでしょう。

午前8時現在、大雨警報石川県輪島市穴水町能登町に発表されています。地震の揺れが大きかった地域では、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まり、大雨警報を発表する地域が広がる可能性があります。午後は雨の降り方が落ち着き、夜は次第に雨の範囲が狭くなりますが、土砂災害に注意・警戒してください。

最高気温は8℃から10℃くらいの所が多いでしょう。北陸3県は昨日20日(土)より高く、3月並みの所もありそうです。積雪が多い所では、なだれや屋根からの落雪に注意が必要です。

23日以降 寒気流入 大雪や低体温症に注意

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明日22日(月)は気圧の谷が通過するため、夜は広い範囲で雨が降るでしょう。標高の高い所では雪になりそうです。

23日(火)は冬型の気圧配置に変わり、強い寒気が流れ込むでしょう。日本海にはJPCZ※が顕在化し、北陸は平地も含めて発達した雪雲が次々に流れ込みそうです。24日(水)をピークに、25日(木)頃にかけて大雪となるおそれがあります。湿った雪が降るため、雪の重みで家屋が倒壊することも考えられます。また道路の状況が確認しづらくなります。復旧作業にあたる際は、安全を第一に、無理のない行動を心がけましょう。最高気温は2℃前後の所が多く、厳しい寒さになりそうです。

27日(土)と28日(日)は気温が上がる分、雪ではなく雨の範囲が広がるでしょう。引き続き、土砂災害にもご注意ください。

JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が、朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。JPCZによって雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むため、大雪となることが多々あります。

体温を調節するポイント

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寒い時に体温を調節するには、首の後ろやわきの下など、太い血管が通る所を温めると良いでしょう。首元にマフラーやタオルを巻くだけでも、体感温度が上がります。カイロがあれば、尾骶骨の上に貼ると体全体を温めることができます。ペットボトルがあれば、湯たんぽを作ることも可能です。

特に夜間は冷え込みが厳しくなるため、低体温症に注意しながら、できる限り暖かくしてお過ごしください。

北陸 今日21日は広く雨 23日から25日頃は大雪のおそれ 家屋の倒壊などに注意