ヘンリー王子が、米ビバリーヒルズで開催された「Living Legend of Aviation」授賞式に出席した。王子は英陸軍での活躍が認められ、航空宇宙産業に貢献した4人の中に選出された。授賞式でスピーチをした王子は、亡き母ダイアナ妃に言及したものの、手術が発表されたチャールズ国王と入院中のキャサリン皇太子妃についてはまったく触れなかった。またメーガン妃は、子どもの一人が体調不良のために欠席せざるを得なくなったという。

現地時間19日、米ロサンゼルスにあるホテル「ザ・ビバリー・ヒルトン」で、航空宇宙産業での功績を称える第21回「Living Legends of Aviation Awards(リビング・レジェンズ・オブ・アビエーション・アワード)」授賞式が開催された。

パイロットの資格を持つ俳優ジョン・トラボルタが司会を務めた今回の式典では、航空宇宙産業への貢献が認められたヘンリー王子を含む4人に賞が授与された。

ヘンリー王子が公の場に姿を現すのは、英時間17日にチャールズ国王キャサリン皇太子妃の手術が発表されて以来、初めてのことだ。

キャサリン皇太子妃は16日に腹部手術を受け、その後10日から14日間入院すると発表された。その直後、チャールズ国王が翌週に前立腺肥大症の手術を受ける予定であることが伝えられた

さらに今回の授賞式が始まる数時間前には、ヘンリー王子の弁護団が英紙『Mail On Sunday』の発行元『Associated Newspapers Limited(ANL)』に対する名誉毀損訴訟を突如、取り下げていた

この日、授賞式のステージに上がった王子は、司会者のジョンから賞を授与された。受賞スピーチでは、国王と皇太子妃に対するお見舞いの言葉などは全くなく、亡き母ダイアナ妃とジョンの思い出について語り始めたのだ。

ジョンは1985年、米ホワイトハウスのパーティに出席した際、ダイアナ妃とダンスをする機会が与えられた。2人が踊る場面は有名になり、ジョンはのちに「おとぎ話のようだった」と語ったほどだ。

ヘンリー王子はジョンに向けて、「あなたがホワイトハウスで僕の母と踊った時、僕は1歳でした」と言うと、このように続けた。

「そして今、僕達はここにいるのです。一緒に踊らないのであれば、一緒に飛行しましょう。」

さらに王子は、栄誉ある賞を受け取ったことに感謝し、「このようなダイナミックで刺激的なグループの中で認められたことを、誇りに思います」と付け加えた。

式典にはヘンリー王子が単独で出席していたが、メーガン妃は家庭の事情により欠席せざるを得なかったようだ。

英通信社『PA Media』は、「サセックス公爵夫人はイベントに出席する予定だったが、子供の一人が体調不良のために欠席した」と伝えている。

ヘンリー王子夫妻には、息子アーチー王子(4)と娘リリベット王女(2)がいるが、どちらが体調を崩したのかについては明らかになっていない。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2016年11月30日付Instagram「Prince Harry delivers a message from The Queen to the people of Barbados as the country celebrates 50 years of Independence:」』『PRINCE MARIO MAX – HisHighness 2024年1月19日付Instagram「Congratulations To HRH Prince Harry for his VERY MUCH DESERVED Living Legends of Aviation Award」』『Living Legends of Aviation 2024年1月10日付Instagram「PRINCE HARRY, THE DUKE OF SUSSEX」』『John Travolta 2018年6月28日付Instagram「Dancing with Princess Diana was truly a highlight…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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