サウジのクラブはまだ久保に関心を持っているようだ(C)Getty Images

 レアル・ソシエダ久保建英サウジ・プロリーグSPL)のアル・ナスルが関心を寄せていると、欧州メディアで報じられている。ラ・リーガのシーズン開幕前だった昨年夏、同じくSPLのアル・ヒラルからの巨額オファーを断っている久保に対し、再びサウジアラビアのクラブが触手を伸ばすのだろうか。

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 スペインサッカーサイト『La Colina de Nervión』は現地時間1月18日(日本時間19日)、公式サイト上において、久保をはじめとするレアル・ソシエダ主力選手の、他クラブへの移籍の可能性を論じるトピックを配信している。

 その中で同メディアは「欧州で有名な移籍ジャーナリスト、マッテオ・モレットによれば、アル・ナスルがこの日本人選手に興味を示しているという。クリスティアーノ・ロナウドプレーするサウジアラビアのクラブが、同選手との契約を望んでいるようだ」と綴っている。

 アル・ナスルは昨年夏、クリスティアーノ・ロナウドサディオ・マネアイメリク・ラポルテなど、欧州クラブから有力選手を獲得しており、潤沢なオイルマネーで強化を図る同国リーグの中でも、象徴的な存在として話題となった。

 だが『La Colina de Nervión』では、「日本人ストライカーはヨーロッパを離れたくはないだろうから、基本的にはバスクにとって大きな問題はないはずだ」と久保のSPLクラブ移籍は無いと見通しており、「(アル・ナスルが)興味を示しているものの、交渉は行われていない」と説いている。その上で「しかし、サウジアラビア・プロリーグに所属するいくつかのチームの数字は、選手やクラブにとって常に魅力的である」として、同国クラブの資金を強調した。

 また同メディアは、レアル・ソシエダが「夢のようなシーズンを送っている」とここまで好調であるとしながら、「そのため多くのチームが移籍市場で彼らに注目している。移籍の噂はいくつかあるが、レアル・ソシエダは退団に悩まされる可能性もある」と指摘。さらに「例えば、アーセナルによるマルティン・スビメンディの獲得、同様にマンチェスター・シティによるミケル・オヤルサバルの獲得などだ。このような売却は、クラブの財政にかなりの金額を残すだろうが、シーズンの時期を考えると替わりとなる選手の獲得は難しいだろう」と論じている。

 現在はアジアカップでクラブを離れている久保をはじめ、レアル・ソシエダの主力プレーヤーは今季もラ・リーガで存在感を放っている。やはり、冬の移籍市場では様々な噂が鳴り止まないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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