ひょっとして無人化すぐそこ?日本の飲食業界でもタッチパネルでオーダーやらネコ型配膳ロボットとかがじわじわ浸透中だが、アメリカではロボットがキッチンを取り仕切る未来がいよいよ迫っているらしい。
先月アメリカのカリフォルニア州にオープンしたファストフード店 「CaliExpress by Flippy (カリエクスプレス・バイ・フリッピー)」はなんと世界初の完全自動化を売りにしている。
その店の主な働き手はもちろんロボット。注文から調理まで、すべてのプロセスをロボットが処理する。
一方、人間のスタッフはいわゆる「万が一要員」というか、ロボットへの指示や監督、ミスのフォローをする程度なんだそうだ。
Miso Robotics - Flipping Burgers
2023年12月カリフォルニア州パサデナ市にオープン(現在予約制。まもなくグランドオープン)でしたばかりの CaliExpress by Flippy(カリエクスプレス・バイ・フリッピー)は、世界初の完全自動化で話題のファストフード店だ。
一番の働き手は、飲食店ロボット開発会社「Miso Robotics」が手がけたAI制御のロボットアーム Flippy(フリッピー)。タッチパネルでオーダーを受けると、すぐにキッチンの上のレールをスライドしながらテキパキと調理する。
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揚げ物を任されればフライヤーでフライドポテトをどんどん揚げ、ハンバーガー担当ならグリルで 上手にパティを焼く。
人間っぽい調理の手つきも面白いが、フライドポテトの揚がり具合だけでなく、食材や焼き上がりをリアルタイムで判別する機能もあるようだ。
早くて安全で効率まで良いロボットクッキング。ソフトウェアとAIで学習し、最適化する Flippy が1台でもあれば 飲食店は大助かりになるだろう。
人間のスタッフは万が一のための最小限の人数
とはいえ万が一のこともある。人間の常駐スタッフはもし Flippy が何かをまちがえた時、あとは監督的な立場としても必要だが、今の時点では人数は最小限という話だけで、実際何人かまでは明かされていない。
ただ動画では、人間スタッフができたメニューを出してるから、完全自動とは調理部分だけのようだ。
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なお現在のメニューは、ハンバーガー7ドル(約1000円)チーズバーガー8ドル(約1200円)フライドポテト4.50ドル(約670円)ほかに値段は不明だが、バンズの代わりにレタスを使ったレタスラップがある。
お客はあらかじめ予約して店に行き、ロボットがオーダーしたメニューを作る様子を眺められられるという。なるほどそこからしてショーになるのか。
ロボット任せで人間の怪我や事故が減る側面も
ロボットのおかげで人間の仕事が減ると嘆く声もあるが、調理は油はねややけど、油で滑って転倒など、人間にとっては潜在的なリスクもある。
その調理をロボットに任せれば、人の怪我や事故も減るうえ食材のロスも減ることになる。そうすれば無駄なコストが抑えられ、人間は安全な仕事に専念できる、ともいえる。いずれにせよロボットの出番はこの先さらに増えそうだな。
References:neatorama / restaurantdiveなど /written by D/ edited by parumo
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