ブンデスリーガ第18節が21日に行われ、バイエルンブレーメンが対戦した。

 2試合消化の多い首位レヴァークーゼンを暫定「7」ポイント差で追う2位バイエルン。第14節ではフランクフルト相手に5-1という衝撃の大敗を喫したものの、その後は3連勝中と調子を取り戻している。今節は暫定14位ブレーメンを本拠地に迎えての一戦。首位争いを演じるレヴァークーゼンは今節すでに試合を行い3-2で勝利。バイエルンもしっかりと勝ち点「3」を積み上げ、首位との差を縮めたいところだ。

 序盤から攻勢を強めたバイエルンは7分に最初のチャンスを創出。前線でボールを奪うとハリー・ケインがドリブルで仕掛け、ボックス内左へ走り込んだレロイ・サネにラストパス。しかしシュートはGKの正面へ飛んでしまう。対するブレーメンは相手DFラインの背後に広がるスペースを狙っていく。9分には中央を抜け出したイェンス・ステージがボックス内から右足で狙ったが、GKマヌエル・ノイアーに難なくキャッチされた。

 7割近いボール保持率を記録しながらもなかなかチャンスを作れずにいたバイエルンは、20分過ぎに立て続けにピンチを迎える。23分、ボックス左角付近で味方の落としを受けたミッチェル・ヴァイザーが左足を一閃。ボールはDFに当たってコースが変わるも、GKノイアーが驚異的な反応を見せる。直後にはDFラインの背後を取ったユスティン・エンジンマーがGKとの1対1を制してネットを揺らしたが、直前にファウルがあったとして得点は取り消しとなった。

 その後もバイエルンが試合の主導権を握るも、ブレーメンも人数をかけた守備対応とカウンター攻撃で応戦。両チームとも決定的なチャンスを作れぬまま前半はスコアレスで終了した。

 バイエルンは後半もブレーメンを押し込み、ケインやコマン、ジャマル・ムシアラらにボールを集めてシュートチャンスをうかがう。ボックス内への侵入回数も徐々に増やしていくが、最終局面でシュートまで繋げられず、攻めあぐねる時間が続く。すると59分、敵陣右サイド深くでボールを収めたヴァイザーがドリブルでボックス内右へ侵入。最後は左足でニアサイド上部に強烈なシュートを突き刺し、ブレーメンが先制に成功した。

 難しい展開となったバイエルンは65分に3枚替えを敢行。レオン・ゴレツカ、トーマス・ミュラー、マティス・テルを投入し状況の打開を図る。78分、右からカットインしたサネの強烈なシュートが枠を捉えるも、GKミヒャエル・ツェッテラーが好セーブ。87分には右サイドからのクロスにテルが打点の高いヘディングで合わせたが、シュートはGKツェッテラーのスーパーセーブと右ポストに阻まれた。

 その後も攻め続けたバイエルンだったが最後までブレーメンの堅守を崩すことができず。試合はこのまま0-1で終了し、バイエルンリーグ戦での連勝は「3」でストップした。バイエルンは24日に行われる第13節延期分にてウニオン・ベルリンをホームに迎える。一方ブレーメンの次節は27日に行われ、ホームでフライブルクと対戦する。

【スコア】
バイエルン 0-1 ブレーメン

【得点者】
0-1 59分 ミッチェル・ヴァイザー(ブレーメン

バイエルンがホームで痛恨の完封負け [写真]=Getty Images